みなさんが家をを探すときに必ず目にする「間取り」
そこからどんな暮らしができるかな？と想像しますよね？

LDKが広かったり、個室や収納がちゃんとあったり、家事動線が良かったり
そのポイントはひとそれぞれで、まさに百人十色
こういったオンリーワンの暮らしを一緒に考えることが私たちの役割です。

自粛生活中、家にある本を整理していたら
あれー？いつ買ったんだろう？と思う本もたくさん出てきます。。
そんな中のひとつをご紹介。

「名作マンガの間取り」著者 影山明仁氏

ご自身の体験で、設計に行き詰まるとマンガの間取りを作図して息抜き
著者の観察力と想像力で、みなさんおなじみの主人公の間取りが解説されています。

たとえば世田谷区にある磯野波平邸

２世帯住宅とはちょっと違う、嫁に行った長女家族が同居タイプのレアタイプ。
怒鳴り声も笑い声も元気いっぱい聞こえてくる
磯野家の開放的な性格を生かした間取り。
木造平屋で100㎡以上と、そこそこ大きな一軒家です。

ただその続きとして
著者想像でマスオさんとサザエさんが波平にナイショで
中古マンションリサーチが始まります。

カツオもワカメももう中学生で個室が欲しいでしょうし、、
タラちゃんももう直ぐ小学生、いつまでも３人では寝れないし、、
娘婿が磯野家からの別居を決意して、花沢不動産に相談に向かうのです。

そこで提案されたのが、せっかくの土地建物があるのであれば
家族みんなで暮らせる２階建への建替えプラン！
（花沢さんのお父さんは良いアドバイスをしたと思います）

住み替えリノベーション検討間取り
プラン１
１階：162.30㎡（49.10坪）
２階：94.40㎡（28.5坪）
延床：256.70㎡（77.65坪）

玄関も２つに分けられて、磯野家とフグ田家の生活が独立しています。
和室の続き間があるダイナミックな間取りで
家族友人ご近所さん、みんなであつまることにも対応しています。
２階がそれぞれの個室とし、ワカメはバルコニーがあることに大喜び
ただ希望に沿うと１階が大きくなりすぎて予算がオーバーしている、、

プラン２
１階：106.82㎡（32.31坪）
２階：92.74㎡（28.05坪）
延床：199.56㎡（60.36坪）

それぞれの家族がコンパクトながらもストレスのない広さと間取り
フグ田家の２階にはタラちゃんの弟か妹を想定した一室も用意
いずれもリビングダイニングはキッチンと一体型よりも独立させたいご希望とのこと
波平は広縁で伊佐坂さんと囲碁が打てるスペースが残せて満足しており
タマも室内で両家を行き来できてペットにも優しい家づくり。

色々ふむふむと感心している自分がいました。。

おまけにもう一軒、少しだけ

練馬区にある野比のび助邸

いわずと知れた木造２階建ての、のび太とドラえもんの家
個人的には、ドラえもんのように押入れをリノベーションすれば
お子さんは寝れると思います。。

どうやら最近のドラえもんでは間取りが変わっているそうです、、

新間取り

日の入りによる窓の向きや方角など、リフォームでは実現不可
引越しした説が高いそうです、、

漫画家さんも登場する家族や暮らし方を考えるときに
間取り図も考えているのでしょうか？
機会があったら是非、聞いてみたいものです。