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otonariへようこそ

さかぐち

鹿児島県出身。ラジオと映画とジャスミンに囲まれて生活中。時の流れに身をまかせ、いつの日か向田邦子になるのが夢です。


このようなご時世ではありますが、母が地元で、とある店を開きました。

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こちら、ただのカフェにあらず、シェアキッチン、貸しスペース、、、

いろんな時間やひとが入り混じる、多要素な空間です。

何が何やらという感じですが、簡単に言うと、「カフェ+@」です。

その名も、「otonari」(おとなり)

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そうです。

「あ、ちょっとお隣に行ってくる〜」、「お隣さんからお裾分け戴いたの!」

の、おとなりです。

もしくは、「お隣さんなら先週越されましたけど。」のおとなりでもあります。

地元の話をさせていただくと、
私は約18年間、桜島の火山灰と共に力強く、南国 鹿児島で育ちました。
私が育った場所は鹿児島の中でも、鹿児島市内にあたる「栄門(えいもん)」と呼ばれる地域です。

九州新幹線の終点「鹿児島中央駅」、また、市内最大の繁華街「天文館」へも車で10分という立地。
国道沿いに伸びたこの地域は、周辺も団地に囲まれております。

少しだけ歴史を辿ると、
第二次世界大戦中は、旧陸軍第45連隊や、軍の施設がありましたが、
終戦後、その広大な敷地には、小学校、中学校、高校、短大、養護学校、専門学校が建ち、
現在では、市内屈指の文教地区となっています。

ここの土地は、「栄門」という言葉通り、人が行き交い、栄える門でしたが、
国立病院の移転、国道沿いを走っていた路面電車の配線、平成5年の大水害により、
徐々に徐々に活気は薄れ、
私が幼い頃には商店街では店が閉まっていることが当たり前。
気がつけば、国道沿いにぽつんぽつんと寂しく店が残る、商店街名ばかりの、人の交流が減りに減った場所になっていました。

そんな場所にもう一度、街を盛り上げたい!
という思いで、地元の空き家を借り、お店を始めたのです。

お店では、店内でのカフェ営業はもちろん、
毎日日替わりで、洋菓子店やお惣菜、お弁当、シフォンケーキなど販売も行っております。

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5月にオープンしたばかりのお店ではありますが、
少しずつ街に住む方々に、街自体に馴染んで、皆様のホット一息つける場所になれるようにと
毎日試行錯誤しております。

鹿児島にお住いの方はもちろん、
また、鹿児島にお住いでない方も、今後、この状況が落ち着いて鹿児島にお立ち寄りの際にはぜひ足をお運びいただければと思います。

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お待ちしております!





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