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童歌〈わらべうた〉

カワノ

ヤドカリのように引越し経験豊富。愛猫と家で過ごす時間と、らーめんをすする瞬間がとても幸せ。いつかは、温泉三昧な暮らしをと夢見ています。


はじめまして。カワノです。
私の曾祖母は生前、沖縄三線の先生をしていたこともあり、まだ私が幼い頃、おっきいお婆ちゃん(曾祖母)の
横で唄と三線の音色を聴いて育ちました。うちなーぐち(方言)の唄の意味を理解できるものは
少なかったのですが、三線の音色を聴くのがとても好きで一緒になって歌った思い出が懐かしいです。
そんなおっきいお婆ちゃんとの沢山の思い出の曲の中で特に記憶に残っているのが、童歌として
聴かせてくれた【てぃんさぐぬ花】という曲です。有名な曲なのでご存知の方も多いと思います。

ある日、この歌はなんて言っているの?と尋ねると、「昔、女の子はてぃんさぐぬ花という真っ赤なお花で爪を
赤く染めておしゃれを楽しんだのだけれど、親の言うことも心に染めなさい。人の言うことを心で
聞ける人になりなさいね」と歌っているのだと教えてくれました。
幼い私に歌を通して大切なことを教えてくれていた思い出は今でも忘れずに残っています。

私も唯一、ゆっくりではありますが三線で弾けるのは てぃんさぐぬ花 です。
ブルースタジオと縁があり、仕事を通して沢山の刺激を受けている日々の中で、あらためて
自分の中の「好き」なモノやコトを、見つめ直そうと思った時に曾祖母との思い出と三線の音色を思い出したのでした。

今度、実家に帰ったら三線を引っ張り出しで触れてみたいと思います。
※てぃんさぐぬ花とは鳳仙花です

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