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魔女の思い出

さかぐち

鹿児島県出身。ラジオと映画とジャスミンに囲まれて生活中。時の流れに身をまかせ、いつの日か向田邦子になるのが夢です。


「TOKYO2020」
イエスキリストの誕生、紀元の始まりから2020年。
ここ東京に、今年ついに、4年1度の大祭典、オリンピックがやってきます。

時代と共に知を武器にして科学技術を発達させ、その歩みをどんどんと進めてきた人間たち。

そんな現代に、私はとあるpodcastを聴きました。

「あなたは魔女に会ったことがありますか?」

なんとも印象的で、魅惑的な言葉に目を奪われ、ついついポチッと。
Phonetic Boxが配信している「マジカルチューニング」を耳に迎え入れたのです。

放送では、日本の現代魔女の方に「魔女って何?」「魔術って良いもの?悪いもの?」など。

日常生活ではなかなかお耳にかかれない、なんだか怪しげな会話と雰囲気に、開始早々、わたしの心はざわざわ、わくわく、キラキラ・・・!

いつしか、魔女に胸ときめかせていた幼少期のあの頃を思い出したのでした。

「おジャ魔女どれみ」や「ハリーポッター」
子供の頃に夢中で見ていたアニメや映画などの影響もあり、私にとって心焦がれる存在だった魔女。

学校の図書館で魔女の本を借りては、休み時間も下校してからも紙に穴があくほど何度も読み続け、いつしか日常で使える「おまじない」を実際にやるようになったのです。
子供の探究心、おそるべし...

おまじない①
好きな人の写真を枕元に忍ばせて寝ると、その人を夢に見る

おまじない②
消しゴムに緑のペンで好きな人の名前を書くと、その人と両思いになる

②のおまじないに至っては、実践したは良いものの
その数日後、教室内で消しゴムを落とし、私の想い人がバレてしまい、冗談ではなく、瞬く間にクラス中にその事実が広まるという散々な結果に終わりました。

そうそう、あとは、「左腕にボールペンで好きな人の名前を書いてその上に絆創膏を3日間貼り続ける」という、だいぶ体を張ったものもあります。

楽しくて懐かしく、そしてなんだかちょっぴり切ない、心踊る魔女の思い出。
忘れかけていたあの頃の記憶が蘇った、わずか20分でした。

■ マジカルチューニング by Phonetic Box
(※現在、エピソード4まで配信中です。)
https://phoneticbox.com

あの頃を思い出した人も、魔女初めましての人も、1 度魔女に会いに行ってみてはいかがでしょうか?





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