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伝統と継承

てら

ぐんまけん出身。1年の3分の2を花粉症に悩まされ中。最近、運動不足気味のため、インドアでもいい運動ができるスポーツを模索中。おすすめがあればぜひ教えて下さい。


あけまして、おめでとうございます。
2020年ですね。
2020年ってなんだか見慣れなくて、令和や東京オリンピック開催も相まって、
新時代到来という感じがしませんか?

さて、そんな(私の中の)新時代ですが、みなさんお正月はいかがお過ごしでしたでしょうか?

私は相方の実家にて初正月を迎え、すこーしだけヨメらしいことをしてみました。

その名も『おせちづくり』(のお手伝い)

おせちは実家で母も作っていましたが、恥ずかしながら今まで全く手伝っていなかったため、
初おせちづくりでした。

義母がとてもお料理上手で、テキパキと進めます。
私が里芋を包丁で2個剥いている間に、10個近くの里芋を剥いていたり・・。
・・・・料理頑張ろう!と固く誓いました。

作りながら「どれどれを先に煮た方良い」だとか「冷やすことで味が染みるから、これはちょっと置いておく」だとか、
一緒に作業しながら色々と教えてもらいました。
おしゃべりしながら作業をしている中で、近所の90歳を超えるおばあちゃんが作ったという絶品の伊達巻を切り分けながら、
「お料理上手の人でね、この伊達巻本当に美味しいの。これは絶対教えてもらわなきゃ!!」と話す義母を見ながら思ったのは、
こうやって代々伝わっていくものがあるのだなぁということ。
私が義母から教えてもらい、義母も近所のおばあちゃんから教えてもらい・・・。


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▲作ったおせちです。ほぼ義母作。美味しい上に見た目も美しい。

おせちの他に雑煮も作ったのですが、群馬(私の実家)のお雑煮も作ってみてよ!と言われ、私は戸惑いました。

「実家の雑煮ってどんなだったけ・・?人参と大根と三つ葉は入っていたような・・。あと醤油ベースだったな。」

母には申し訳ないのですが記憶が定かではなく、なんとなくこんな見た目、というようなお雑煮が出来上がりました。
そして、食べてみて思ったのは「なんかやっぱり違う・・。」ということ。
母のお雑煮はもっと美味しかったな、と。
こっちの家族に母のお雑煮も振舞ってあげられないような娘で母に申し訳なくなりました。

人はいつまでも生きていないので、母が死ぬ前に教えてもらわなきゃあの味がなくなってしまう!(縁起でもないですが)

と、そんな気持ちになり、この歳になって久しぶりの母恋しいお正月でした。
ちなみに母と父は群馬から沖縄に2年前に引っ越しており、この時期でも沖縄で半袖で元気にやっているそうです。
第二の人生を楽しんでいるようで何よりです。

sg200106_02.jpg
▲沖縄の父から。沖縄の日の出ていない日の出写真・・。雲が厚く見れなかったそうです。残念。雲の上に神様がいそうですね。

久々の寝正月ではないお正月は、色々と大変な面もありつつ「伝統」や「継承」といったことを考えさせられる機会でした。
気が早いですが、2021年の正月にはもっと料理の腕前を上げ、母のお雑煮が振る舞えるくらいにはレベルアップしておきたいところです。






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