こんにちは。はなです。
今日は学生時代少し勉強した、プラスチックについて書こうと思います。
プラスチックはペットボトル、文房具など、
暮らしの様々なところに使われていますが、
建築材料としても多く使われています。
プラスチックというと、安っぽいというイメージが強いかも知れませんが、
・複雑な形状を作れる
・自由に着色可能
・軽量で強度に優れる
といった特徴があります。
このような素材の特徴を生かした建築作品がたくさんあります。
例えばこちらの建物、何でできているか分かりますか?
(引用:http://izumikato.com/Commission-work-S-HOUSE)
妹島和世さん設計のS-HOUSEという建物ですが、
これは普段カーポートや掘っ建て小屋の屋根に使われるような、
ポリカーボネートの波板を2層にして使っています。
夜になると、半透明の壁から光が漏れ、行燈のような建物になります。
普段は主役とならないような素材も、こんな風に使えば美しく、かっこいいですよね。
こちらも同じポリカーボネートの波板が使われてています。
(引用元:https://inspiration.detail.de/studio-in-madrid-106393.html?lang=en)
画家であるクライアントのためのスタジオスペースとして、
越し屋根部分に半透明のポリカーボネートを二重にして用いることで、
拡散した光をとり入れ、建築内部に均一な光を取り込んでいます。
(絵を描くときには、均一な自然光が必須だそうです)
こちらはどうでしょうか?
(引用元:http://www.hosakatakeshi.com/japanese/works-projects/acrylic.html)
プラスチックの中でもアクリルという素材を使い、
部屋の外周がぐるりと目地のない透明な壁で覆われています。
アクリルは特に透明度が高く、反射が少ないため、綺麗な眺望が楽しめるそう。
また、ガラスよりも熱伝導が低いので、断熱性能も優れており、
素材の特徴が最大限生かされていて、プラスチックの可能性を感じます、、。
プラスチックって、意匠、機能、施工など様々な面で可能性の秘めた素材なのです、、、!
私も普段の設計の中でいつか取り入れてみたいと思っています。