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プラスチックの可能性

はな

横浜の山奥出身。食べることが大好きです。最近はフィルムカメラを持って町歩きすることにはまっています。


こんにちは。はなです。

今日は学生時代少し勉強した、プラスチックについて書こうと思います。

プラスチックはペットボトル、文房具など、
暮らしの様々なところに使われていますが、
建築材料としても多く使われています。

プラスチックというと、安っぽいというイメージが強いかも知れませんが、

・複雑な形状を作れる
・自由に着色可能
・軽量で強度に優れる

といった特徴があります。
このような素材の特徴を生かした建築作品がたくさんあります。

例えばこちらの建物、何でできているか分かりますか?
sg191203_02.jpg
(引用:http://izumikato.com/Commission-work-S-HOUSE)
妹島和世さん設計のS-HOUSEという建物ですが、
これは普段カーポートや掘っ建て小屋の屋根に使われるような、
ポリカーボネートの波板を2層にして使っています。
sg191203_07.jpg
夜になると、半透明の壁から光が漏れ、行燈のような建物になります。
普段は主役とならないような素材も、こんな風に使えば美しく、かっこいいですよね。

こちらも同じポリカーボネートの波板が使われてています。
sg191203_05.jpg
sg191203_06.jpg
(引用元:https://inspiration.detail.de/studio-in-madrid-106393.html?lang=en)
画家であるクライアントのためのスタジオスペースとして、
越し屋根部分に半透明のポリカーボネートを二重にして用いることで、
拡散した光をとり入れ、建築内部に均一な光を取り込んでいます。
(絵を描くときには、均一な自然光が必須だそうです)

こちらはどうでしょうか?
sg191203_03.jpg
sg191203_04.jpg
(引用元:http://www.hosakatakeshi.com/japanese/works-projects/acrylic.html)
プラスチックの中でもアクリルという素材を使い、
部屋の外周がぐるりと目地のない透明な壁で覆われています。
アクリルは特に透明度が高く、反射が少ないため、綺麗な眺望が楽しめるそう。
また、ガラスよりも熱伝導が低いので、断熱性能も優れており、
素材の特徴が最大限生かされていて、プラスチックの可能性を感じます、、。

プラスチックって、意匠、機能、施工など様々な面で可能性の秘めた素材なのです、、、!
私も普段の設計の中でいつか取り入れてみたいと思っています。





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