こんにちは。そろそろ夏の終わりの気配が感じられますね。
この夏も自然の中で、サウナと最高の川ダイブを体験をしてきましたが、今回はサウナの話はお休みして、アートの話を。
お出かけシーズンということもあり、おもしろい展覧会がたくさん開催される夏シーズン。
ボルタンスキーや、chim↑pomのトークイベントや(愛知トリエンナーレの騒動がある中で、若手社会派アーティストの話はものすごく考えさせられる内容でした...)、いろいろ行った中で、一番グッときたのが『ジュリアン・オピー展』。
ジュリアン・オピーは、点と線という最小限の視覚言語によって、生き生きとした人物像や風景を表現する作風で知られる、イギリスを代表するアーティスト(展覧会概要より)。目が点で表現されたポートレートが有名です。
今回の展覧会では、太い線を使って全身を表現した作品が多いです。素材はアクリルパネルやブロンズを使っていたり、LEDスクリーンを使った動画なども。
ひとつひとつの作品は単体でも成り立っているのですが、空間全体として眺めた時に、また違った景色が見えてきて、ハッとします。このブログの最初の写真も、群像のアニメーション、デジタルのカラス、羊やビルなど、それぞれ別の作品ですが、この場所から見ると全体でひとつの街のよう。
また、最後に展示されていた鯉が泳ぐデジタル作品。これもかなり好きでした。シンプルなのに、泳ぐ姿が繊細で優雅!ちょっと浮世絵の影響もありそうで、日本人として親しみやすい雰囲気です。
一見シンプルだけど、ひとつひとつ作品の中にたくさんの物語が詰まっているジュリアンオピーに、すっかり夢中になりました。
9月23日までやっているので、ぜひ足を運んでみていただけたらなと思います!