ケイジです。
夏休みの宿題に「市内のどこかへ行ってレポートを書く」というものがあるので、お盆休みのある朝、小学3年生の三男とともに、家の近くの公園の「小鳥の森」に行きました。
ネットフェンスが巡らされた立ち入り禁止エリアの端に木塀が建てられており、その木塀には高さの異なる位置に森を覗き見るための開口部が設置されています。開口部から森をみると、最初の写真のような鬱蒼とした原生林のような森が見えます。
「朝」とは言っても行った時刻がすでに9時頃だったからか、「小鳥の森」に小鳥の姿は見えず、小鳥のさえずりも全く聞こえませんでした。。。
黒くて細いトンボがいました。ハグロトンボでしょうか。
アゲハチョウがいました。
森の周りを歩いていくと、木の枝の上にハトの死骸が横たわっているのが見えました。。。
セミの抜け殻。
地面には空けられたばかりと思われるたくさんの穴がありました。おそらくセミの幼虫が出てきた穴のようです。
すぐに手の届きそうな木の肌にニイニイゼミがいました。
三男が「あのカラスかっこいい!ポーズしてるみたい。」と言いました。
いつもは嫌ってしまうカラスですが、私もこの時は確かにカラスを少し美しく感じました。。。
三男のレポートの文に「死がい(死体)がいっぱいあった。小鳥はいなかった。」と身もふたもない文章。
(「いっぱい」は言い過ぎのように思いますが、、、)
出会ったのは、さえずり飛び回る小鳥たちの「生」を謳歌する姿ではなく、どんよりとした「死」を想起させるような光景でした。
「小鳥の森」に行くことを提案したオトウチャンとしては、かなり当初のイメージとはかけ離れたお散歩になってしまいましたが、彼がレポートの最後に「楽しかった。」と書いてくれていて、救われた気分でした。。。
。。。まあ、ちょうどお盆なので、息子と共に、こんな「生と死」を想う時間があってもいいかと思いました。
ケイジ