こんにちは、みずこしです。

先日、１ヶ月間製作していた建築倉庫ミュージアムの企画展『Wandering Wonder -ここが学ぶ場-』に展覧する模型が完成しました！
今回は教育施設の『模型』の展覧会ということでブルースタジオが手がけた『まちのこども園 代々木公園』の模型を展示しています！
ブルースタジオの模型は彩り豊かで暮らしがワクワクするようなものが多い中、今回の模型はクールな印象のグレートーンな模型です。

建築模型はとても面白く、建物で伝えたいことを抽象化して表現できます。
たとえば「ホシノタニ団地」の模型だと桜と紅葉が一緒になっていて季節ごとの景色がイメージできます。

今回の模型にも建物の印象を強調するためにいくつかの工夫をしています。
まずは1.8m四方の大きい模型で代々木公園のの様子を目一杯に入れていること。
模型内の人もランニングしていたり、ダンスしていたり...楽しげです！
模型を上から見ると普段見ている現地とは違う視点で観れて新鮮です

また、こども園のコンセプトであるかつてこの地にあった丘陵に建つ大屋根の農家を表現するために
現地では感じ取りにくい丘の高低差を模型では少しだけ強調して表現しています。
模型を覗き込んでいただくとポツンと丘陵に佇む建物の姿が想像できるかと思います。

そして、建物の色を真っ白にし、こども園に多彩に盛り込まれている木材のデザインを強調しています！
本来、こども園の外壁は灰色ですがあえて白色にすることで、大きな灰色の土台の中でも木材の表現と
建物の公園全体との調和がすっきりと目に入ってきます。

展覧会では他にも数々の名建築の模型が展示されています。
僕が5年目...つまり学生時代に建築事務所のアルバイトで作った模型も並んで展示されていて...感無量でした！

現地で観れた建物がある場合には展覧会に訪れて模型との違いを楽しみながらご覧になってください！

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【企画展詳細】
『Wandering Wonder -ここが学ぶ場-』
会期：2019年5月22日（水）～9月1日（日）
（2019年7月1日（月）～ 7月 19日（金）の期間は休館）
会場：建築倉庫ミュージアム 展示室B
　　　東京都品川区東品川 2-6-10 【map】
　　　東京モノレール 天王洲アイル駅 徒歩5分
　　　東京臨海高速鉄道りんかい線 天王洲アイル駅B出口 徒歩4分
　　　JR品川駅 港南口 徒歩15分
開館時間：火〜日 11 時〜19 時（最終入館 18 時）月曜休館（祝日の場合、翌火曜休館）
入場料：一般 3,000円、 大学生/専門学校生2,000円、 高校生以下1,000円
（展示室Aの企画展示「ガウディをはかる -GAUDI QUEST-」の観覧料含む。）
＊障害者手帳をお持ちの方とその付添者１名は無料。ご入館の際、障害者手帳等をご掲示ください。
＊学生の方は、ご入館の際、学生証を拝見しております。忘れずにご持参ください。
企画・主催：寺田倉庫 建築倉庫ミュージアム
企画協力：岩澤 拓海｜AUFTAKT、吹野 晃平｜Atoms

出展作家
山本理顕設計工場
横河健｜横河設計工房
隈研吾建築都市設計事務所
坂 茂
シーラカンスアンドアソシエイツ
長坂大 東畑建築事務所 Méga
梓設計
川原田康子＋比嘉武彦｜kw+hg アーキテクツ
佐藤慎也＋古澤大輔＋馬場兼伸＋黒川泰孝
ブルースタジオ
吉村靖孝建築設計事務所
原田真宏＋原田麻魚｜MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO
西田司＋一色ヒロタカ＋勝邦義＋岩崎修｜オンデザイン
山﨑健太郎デザインワークショップ

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