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カプセルホテル生活から考える事

さとし

銭湯とビールが好きです。


こんにちは、さとしです。


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みなさまカプセルホテルって泊まったことはありますか??
カプセルホテルとは、文字通り、寝室がカプセル状のもので、ただ寝る機能と運が良ければ大浴場などが付いているホテルなのですが、未だサラリーマンの出張先の安宿としてのイメージも強いのではないでしょうか。
もちろん未だに安い!!(一泊安ければ2000円から泊まれます)という事には変わりはないんですが。
最近のカプセルホテルでは少しニュアンスが違うものも出てきております。今日はそれを紹介できればと思います。

株式会社ナインアワーズが展開するカプセルホテルは、どれもおしゃれで清潔感溢れる設えです。
もともと、会社の名前にもある通り"9 hours "という数字は

1時間のシャワー

7時間の睡眠
そして
1時間の身支度
計9時間の都市生活の根源的な活動自体を最高のサービスで提供するという考え方を反映したものです。

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先日は浅草のナインアワーズに泊まってきました
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通常雑居ビルの中閉じこもっているカプセル群ですが、
ナインアワーズ浅草ではところどころ街を感じられるように外部のテラスがあり、近くにあるホッピー通りの楽しそうな様子を観れたりします。

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そして1Fにはなんとフグレンというのノルウェーの初のコーヒ屋さんで浅煎りの酸味のあるコーヒーが朝から夜まで楽します。
よく寝た最高の朝を迎えるのにはうってつけです。

続いては、前回のブログで少し名前を出させていただいた、「ドシー(℃)」
ここは恵比寿と五反田にあるのですが、
カプセルホテル+ロウリュというサウナが楽しめます。
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高温のサウナから出て、体を冷やすと自然に眠気がきますので、熟睡できおすすめです。

ここまで、カプセルホテルの宣伝のようになりましたが、
「どこで寝るか」というのは今の都市生活者にとって、すごい大事な考え方なんじゃないかなと思います。
というのも朝起きて、いつものルーティンの通勤ではない違う時間の過ごし方は意外と取ろうと思ってもできません。


建築家の伊東豊雄の1989年の寄稿した文章「消費の海に浸らずして新しい建築はない」の中、
東京遊牧少女の包というワードが出てきます。
それは、東京の街をまるで自分のリビングのようにファーストフード店やカラオケなどを遊びつくす少女の姿と場所にとらわれず流動する遊牧民を重ね合わせ描写したものです。
伊東豊雄は彼女たちに当時の消費社会における生活のアクチュアリティを見出し、建築もまた衣服のように軽やかになると予言しておりました。
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カプセルホテルも、そういった流動的な都市生活を加速させるかのような最小単位の寝室によって成り立っているビジネスモデルでもあります。

場所にとらわれないそのような都市生活は是が非かは一旦、括弧に入れて置いて、、
どうしても仕事に時間を費やしたい時、移動の時間を省略したい時以外にも、
実はこんな街の表情があるんだなと、
夜だの生き生きしたドラマのある街を一瞬でも感じられる。それがカプセルホテル生活のいいところだなと思いました。

さとし





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