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目から鱗のビジネス本

mikan

元銀行員。不動産投融資業務経験を経て、不動産と人とを繋げる仕事をしています。種子島でロケットの打ち上げを生で体感したい今日この頃。3児を育てるワーキングマザー。


最近お気に入りの本。

100個のすごいビジネスモデルを図解した本「ビジネスモデル2.0図鑑」。

ビジネスの世界はものすごい勢いで刷新されているから、「当たり前の常識」がひっくり返されるのが昨今の流れ。

学生時代は音楽のヒットチャートに一喜一憂し、流行の曲・好きな歌手のCDをCDショップに買いに走ったあの頃も今は懐かしい思い出。
今ではネット配信で購入したり、youtubeで聞いたりしますよね。
そのため、CDが売れなくなり、街からCDショップが消えていく。
寂しいですが、これが現実。

はたまた、思い入れのある中古品を店舗にわざわざ売りに行っても二束三文にしかならずに交通費と比較してしまっていたリサイクル業界も、
数年前から大きな転換をしてますよね。今ではフリマアプリの出現によって購買行動から金融経済まで影響を与えるようになっています。

そんな今私たちの当たり前が数年前までは考えられなかったことなのです。
それって改めて考えるとすごくないですか?

この本では、今の当たり前のビジネス=「定説」を覆す、非常識で革新的なビジネスを「逆説」と名付けて、「逆説」が効いている面白いビジネスを分かりやすく図解しています。
非常識をいかに実現する仕組みがつくれるか、が鍵となっているそうです。

例えば、「一流フレンチ」と「立ち食い」は相反する要素でもあるけれど、それをビジネスとして成功させたのが「俺のフレンチ」。
確かに着席して優雅に食べるフレンチ=定説が覆されています。

文章にすると、理解することも苦労する複雑なビジネスが一定のルールに則って図にするととても分かりやすくシンプルになります。
ビジネスを図にして示すとこんな風になっているのね、と驚くこともしばしば。

日本にまだ未上陸のサービスも取り上げられているから、こんなサービスが今後日本に来るかもしれないんだ、面白い!と思ったり、
頭の体操的にパラパラと興味のある業態や企業を理解するのにはちょうど良い本です。

なお、この本はクリエーターの方が著者なので、経済とかの知識がなくても読みやすいです。
私はこれをキッカケに既存の気になる業態を図解してみたり、こんなサービスがあったらいいなを考えてみたりしています。





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