ねこに出会う
こんにちは、トミヅカです。
暖かくなってきてもう春ですね。
子供の頃に、毎日遊びに行っていた幼馴染の家に常時猫が10匹近くいてよく追いかけ回して嫌われてました。
大学生になり、ひょんなことから実家でも猫を飼うことになり(1匹だけ)いつも身近な存在でした。
それから東京に出てきて、たまに野良猫と出会うくらいで(それもだいたいそっぽをむかれる)寂しい猫ライフ?でした。
そんな時に出会ったのが保坂和志さんの小説です。
猫好きの著者で、ほとんどの小説に猫が登場します。
それでいて内容自体も情景描写が非常に多く、頻繁に眠りに誘われます笑
どこへも行かないストーリーだけど、生きること、いのちをなんとなく肯定してくれる好きな小説です。
保坂さんの小説を読んでから、なぜか猫と遭遇する頻度が増えました(確実に!)
不思議な魔力がありますので猫好きの方はぜひ読んでみてください。
その力のおかげか、設計を行うお施主様も猫を飼ってらっしゃる頻度が高く、嬉しい限りです笑
場所に対する嗅覚の鋭い猫のための居場所を考えるというのも、とても興味深く取組めるテーマです。
そんな中で先日猫を飼っているお施主様の撮影に伺いました。
https://www.asahi.com/and_w/20190306/133180/
飼いはじめて小さい時に一度お会いしてその後、とっても大人っぽくなって再会しました(シャイになってしまっていましたが。。)
いくつかエピソードを伺った中で印象的だったのが、朝決まった時間に猫が起こしに来てくれることです。
ただの餌の催促ではありますが、ベッドの頭側の壁が途中でとまっており、眼を開けると猫さんが覗き込んでくるそうです。
そんなに見つめられたら、起きるしかないですよね。
猫と一緒に住み、居場所をつくってあげることで人の生活サイクルもうまく循環する?こともできるかもしれません。
人間と猫どちらか一方の居場所ではなく、その距離感をどう考えていくか、さらに追求していきたいです。