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箱根のポーラ美術館に行ってきました

ヨシダ

ブルスタの都市計画担当。コーヒーやお酒が好きでよく都内を徘徊してます。学生時代にフィンランドに建築留学していました。


こんにちは。吉田です。
昨年末に箱根のポーラ美術館に行ってきました! (かれこれ3ヶ月前になりますが...)
こちら、2004年に日本建築学会賞も受賞された名建築でもあります。

ポーラ美術館は、その名前からもわかるように、
ポーラ化粧品の2代目社長であった鈴木常司により建てられた美術館で、
個人のコレクション約9,500点(!?)を展示しています。

展示作品は、印象派絵画を中心に、日本絵画や東洋陶磁器であり、
印象派の作品は、モネ、ルノアール、ゴッホ、ピカソなどと、、当時の日本の経営者の繁栄を表すようなコレクションです。。

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こちらはエントランス。

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館内に展示してある模型。

「箱根の自然と美術の共生」をテーマとした建物であり、
国立公園の中にあるため高さは8m以下となっています。
また、設計期間に約5年をかけており、
敷地内の動植物や地形、地質、水流の調査を行い、
最も自然に影響の少ない位置に美術館を配置しているようです。

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美術館ですので、免震構造です。
ポーラ美術館といえば、森の中に低層でそっと配置されている写真がよく見られるのですが、
足元の免震構造は逆にすごく大胆です。

ここまで大胆な構造ですが、森の湿度から作品を守ることや、
美術館の全ての場所にメンテナンスができることも目的としているようです。

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エントランスを入ったところです。
ステンレス・メッシュの大きな扉と、奥はとても分厚い木の自動扉。

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いきなり最大の見せ場ポイントです。
2層分の吹き抜けを斜めに見下ろし、左側には、小塚山を望む斜めのガラス面。
右側には、分厚いモールドガラスの「光壁」。

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この分厚いモールドガラスの奥に照明が仕込まれていて、柔らかい光になってます。

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逆側からの眺めです。

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二階降りた先にあるカフェです。
森を眺められる大きなガラス面も綺麗ですが、天井のコンクリートもすごく綺麗です。

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美術館の周りをあるける散策路もあります。

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森から見るポーラ美術館です。
カフェのあった場所を眺めています。

...と、ここまで建築の話だけで書いてきましたが、このときの企画展は「モダン美人誕生」という展示で、
日本における美人イメージの変遷(西洋化)を辿るもので、こちらもとても面白かったです。

都内からですと少し遠いポーラ美術館ですが、
箱根の温泉旅行のアクセントとして、おすすめです。

- ヨシダ





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