先日最寄駅である馬車道の改札を出たら、
横浜近代建築展というパネルが並んでいたのですが、
ん?あれ?我が家が晒されている!!
私は横浜にある防火帯建築の1つに住んでいるのですが、この建物が古い為、たまに、こういった事に遭遇します。
いまや住み始めて10年以上となってしまい、入居者の中でも入居歴が長いほうになってしまっています。
(ただ、このビルで育ったという蕎麦屋の女将さんがいるので、最古参にはなれません。)
ビルも歳をとったけど、私も歳をとったね。
入居した時はこんなに住み続けるなんて思っていませんでした。
こちらのビル、オーナーの方針で、2年毎の更新の度に公証役場で契約を行います。
ですので、その都度、連帯保証人と共に公証役場に行かなければいけない訳です。
保証会社が使えないんですね。
三重県生まれの三重県育ち、兄弟達も関西にいる為、関東に身寄りの無い私。
いや、正確には身寄りが無い訳ではなく、横浜に母の弟である叔父がいるので、
この2年に1度だけ連絡を取り、毎回連帯保証人をして貰っています。
もともと、この叔父とは子供の頃にあまり密な付き合いをしていなかった事もあり、
2年に1度だけ会う、という、ちょっと私の都合だけの七夕みたいな事をしているんですが、
そんな事も先日6回目を迎えまして。
毎回公証役場で待ち合わせをし、契約後にコーヒーだけ飲んでお互いの家族の話をして終了。
これだけの事を2年毎に行なっている訳ですが、最初にお願いをした10年前に比べ、
それなりに会話もし易くなっていっている訳です。
で、という訳ではないのですが、
今回もコーヒーを飲むために立ち寄ったのが、馬車道十番館。
ここのお店はずーーーーーーっと変わらない。
それが有難い。
年配の方を安心してお連れできる場所です。
今年もこちらでコーヒーを飲み、2年前よりお互い喋り易くなっている関係性に内心驚きつつ、その後サラッと解散しました。
ここのお店のレジが素敵なんですが、昔ながらの帳場(と言っても、横浜西洋風の帳場ですが)でお会計をします。
そんな帳場の斜め上を見上げると、そこには英国風酒場があるんです。
馬車道十番館は層毎にカフェ、バー、レストラン、が分かれているんですが、1Fの帳場からバーがちょっとだけ見えます。
このバー、非常にオーセンティックです。
バーなのに、23時には閉まってしまいます。
「ここ素敵なのに滅多に来れないんだよなー。あ、そうだ、次回の2年後は叔父さんを誘ってみよう。」
と思いつつも、それまでに会おうという事はしないお互いの関係性を面白く思った1日でした。
横浜に遊びに来られる事があれば、是非馬車道十番館の英国風酒場を訪れてみて下さい。
馬車道十番館
http://www.yokohama-jyubankan.co.jp/
英国風酒場
http://www.yokohama-jyubankan.co.jp/bar/
2年に1度の関係
きょう子
特別な日もいいけれど、日常を贅沢に過ごす事が好き。笑う門には福来る。いつも笑顔を心がけています。