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挫折本とガラパゴス

ぴーすけ

世界中を放浪していたバックパッカー。数々の危険に巻き込まれながら8ヶ月かけて世界を一周する。旅の経験を設計に生かすべく、日々模索する新人。


読むのに挫折した本って誰しも一冊はありますよね。

僕が挫折した本はこちら

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エクアドルのガラパゴス諸島を訪れた時、
「ガラパゴスといえば...ダーウィンでしょ!!」

と軽い気持ちでkindle本をポチったのが間違いでした...。


専門書というわけではないのですが、
ダーウィンの唱える進化論に至るまでの緻密な仮説、検証が事細かく事例を交えて説明されています。
自然淘汰とはどういうことなのか、種とはなんなのか、気になる方は是非一読してみてください。

生物学の基本的な知識がある人は読みやすいのかもしれませんが、
僕のような素人にはかなり難しいというか、論文調なので読みにくかったです。
半分くらい読んであとがきに飛びました笑。


読み切ってない僕が語るのもなんですが、
歴史の一節でしか教わらなかったダーウィンの「人となり」と時代背景がわかる点は非常に面白かったです。

何事にも疑問を持ち、好奇心旺盛に物事を観察する科学者の鏡のような人ですが、
時代的にはキリスト教の神による世界創造説が一般的だった時代。

生物が多様性の中で自然淘汰により進化を遂げている、と公言するのも大変な時代だったはずです。

ただ文章の中でキリスト教の創造説を全否定するわけではなく、自分の論も不完全な部分があることを認める場面があり、
科学者としても、人としても大きな心を持った人物であるように感じました。


そんな本を読みながら旅したガラパゴスでは、

遠い過去この動物たちはどんな姿をしていたんだろう?

と思いを馳せる、とても貴重で楽しい時間を過ごすことができました。


以下出会った動物たちの一部

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ガラパゴスゾウガメ
体長150cm、体重250kgくらい


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ダーウィンフィンチ
このフィンチのくちばしの形状に種類があることに疑問を抱き、自然淘汰説の発想を得たらしい


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アオアシカツオドリ
その名の通り青いアシのカツオドリ。求愛の時にダンスを踊る可愛いやつ


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オオアオサギ
鋭い目つきで常に獲物を狙ってる


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ガラパゴスリクイグアナ
主食はサボテン


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ガラパゴスアシカ
人目を気にせず街中で寝てるガラパゴスのアイドル


旅の途中で読んだ本って景色とともに記憶に残りますよね。
みなさんはそんな本ありますか?

ぴーすけ





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