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「トレイルラン」やってみた!

こばゆ

心と体の健康を第一に、経堂に暮らす。最近ハマっていることは公園で昼寝。AGRICULTUREとARCHITECTUREの融合を志す。その先に見える風景とは。


噂の「トレイルラン」とやら。

気になってはいたものの、ある日、「70km走ろうぜ!! 」と友人に誘われたので、ついにやってみました。

おそらく、トレイルランをこれから始めよう!とか、トレイルラン何か興味あるんだけど、まだやったことがない!
といった人が読むと、「うわっ無理」または、「え、やってみたい!」となるような、トレイルランデビュー体験談を書いてみました。

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参加したのは「~coast to coast~ 房総半島横断2018」
鴨川からスタートして、金谷港でゴール。名前の通り、房総半島を横断する大会である。

気軽に申し込んだは良いものの、「あれ?70kmてやばくない?」と申し込んだ後に、無謀さに気がついた。
「よし、大会に向けて走ろう」と意気込んだのは、ほんの束の間で、
一度身についた怠惰な生活習慣は簡単に治ることは無く、とうとう一度も走ること無く本番を迎えた。

不安を抱えつつも、
私には秘密兵器「テーピング」+「running gel」がある。
特に、「running gel」は何かパッケージがかっこいい。飲んだら70km走れる気がする。
テーピングも何かかっこいい。これをつけてれば痛まない気がする。
という謎の自信を持って、まだ朝日の登らない鴨川の砂浜を出発した。

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出発早々、装備の違いに気がつく。
あれ?「みんなやけにピタッとしたリュック背負ってない?」
私は、肩から斜めにかけるスタイルのカバンである。
走ると、やたら左右に揺れる。ミスった。
まあいい、気にしてたらキリがないので、そのまま走る。

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レース序盤は集団となっての走行。
陽も登り、気温もあがったので、中にはちらほら服を脱ぎ始める人も。
私も服を脱いでカバンに入れる。(コンパクトになる上着が便利)

さらに走る。山の中に突入。
いよいよトレイルラン本番といった様相である。
ここで、1個目のrunning gelを投入。
なんだか70km行けそうな気がする。

と思った矢先、ぬかるみに足を取られ、滑った。
あわや大惨事の一歩手前でバランスを立て直した。

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ここで、2つめのミスに気づく。「この靴滑る。」
よくよく皆さまの足元をみると、やたら滑らなさそうなソールの靴を装備していらっしゃる。
私の靴はシティーボーイが街で嗜む程度のシューズである。
足元に注意を払いながらさらに走る。

まずは第一エイド(12.5km地点)に到着。
エイドとは、水やちょっとした食べ物が用意されている場所で、小休憩ができる。
ラスト1個だったバナナをゲットし、ちょっとひと息ついて、再出発。

山道はつづく。
意外とアスファルトよりも山の中のほうが足に負担がかからないのか、とても走りやすく、順調に進む。
2個目のrunning gelを投入し、絶好調。

途中でロープを使って崖みたいなところを上り下りしたり、
両側が崖のスリリングな場所を通りつつも、
景色は素晴らしいし、空気も美味しいので、
「いい!トレイルラン!最高!」と、どんどんハイになりながら進んだ。

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この時が、この日のハイライト。
この後、トレイルランの恐ろしさを知ることとなる。

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第2エイド(25km地点)も難なく通過。
休憩して立ち上がろうとした時、
あれ、足が動かない。

急にからだが重くなって、いくらrunning gelを投入しても治らない。(当たり前)

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そこからは、平地は走り、登りは歩き、たびたび、ストレッチしながら、
やっとの思いで第3エイド(39km地点)に到着。
もう足は動かない。カバンのせいで肩も痛い。

歩くことすらままならないので、リタイアを決めた。(45km地点)
しかし、簡単にリタイアさせてくれないのが房総半島の山中である。
最寄りのバス停まで2km。
足を引きずりながら、ふもとのバス停へ。

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やっとの思いでバス停にたどり着いたが、そこへさらなる不幸が。
バスが全然こない。さすが房総半島。
1時間後にようやくバスに乗り込み。ゴール地点へ。

すると、すでに続々とゴールしている人たちが。
それもそのはず。結果を見ると、完走率84%。
トレイルランやってる人たち、バケモノ揃いだ。

悔しい。今まで、この類のものでリタイアしたことなかった。
84%の人たちが走れているのに、リタイアしてしまった。
しばらく眠っていた自分のスポーツ魂に火がついた。
来年こそは、完走してやる。リベンジを誓い、房総半島をあとにした。

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以上。取り留めもないトレイルランデビュー体験談でした。
来年こそは、完走したいと思います。

足も治ってきたので、そろそろランニング開始します。
あとは装備もそろえなくては。

この文章を読んで、やってみようと思った方、ぜひ来年一緒に房総半島を制覇しましょう。(いないか。。)





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