みなさん『クラフトジン』ってご存知でしょうか?
最近飲んで衝撃を受けたのでこちらで報告します。
クラフトビールはご存知の通り、
『地方小規模少量生産で地域に根ざした個性のあるビール』
ですので、クラフトジンとは
『地方小規模少量生産で地域に根ざした個性のあるジン』
ということになります。明確な定義は特にありません。
そもそもジンとはなんなのか.....
簡単にいうと、
「ボタニカル(ハーブや果物の皮、スパイスなど草根木皮)で風味づけされた蒸留酒」です。
特にこのボタニカルは何を使うか決まりはありませんが、
ジュニパーベリー(杜松の美)というボタニカルは必ず用いなければなりません。
それがジンであることの定義にもなります。
逆に言えばジュニパーベリーさえ使えば他は何を使ってもOK!
という案外オリジナリティの出しやすい、自由度の高いお酒でもあるのです。
最近ではその個性の出しやすさに目をつけ、
ジンの本場イギリス、スコットランドでクラフトジンが流行しており、
日本でもいくつか独自の地域色を生かした蒸留所が出始めています。
そんな中先日僕が飲み屋で出会ったのが、
『季の美(KINOBI)』です。
京都蒸留所が手がけるこの季の美はまさしく日本を表現するジンです。
というのも、使用している11種のボタニカルが
ジュニパーベリー、オリス、ヒノキ、玉露、ゆず、レモン、山椒、生姜、笹の葉、赤しそ、木の芽
といった京都ならでは、日本ならではの材料ばかりなのです。
そして多くのジンではベースとなるスピリッツにサトウキビが使われているのに対し、
季の美ではお米を原料にしたライススピリッツを使用しているのも特徴。
と、この辺までの知識をお店に置いてあった雑誌で知った僕は、とても衝撃を受けました。
そもそもジンというお酒について全く知らなかったし、
飲み方もジントニック一択でしたし...笑。
オススメの飲み方はボタニカルの香りが強く感じられる
ロックもしくはストレートということなので、
お水を用意してもらいストレートで飲むことにしました。
まず感じたのは柚子の鼻に抜けるいい香り。
味は山椒や生姜などの辛みを少し感じられました。
うまく表現できませんので、是非みなさん一度お試しあれ笑。
とにかくスッキリしていて飲みやすいですが、
度数が高いので飲みすぎ注意です。
他にもいくつか日本のクラフトジンがあるとのことなので、
またいつか飲んでみたいと思います。
こういった地元に根ざした生産者の思いが強く感じられるものっていいですよね。
ではまた。
ぴーすけ