こころ惹かれる展示が目白押しの夏休みシーズン。
私は「デザインあ展」に行ってきました。
「デザインあ」は、ご存じの方も多いかと思いますが
デザイン感覚をはぐくむ子ども向けの番組です。NHK教育テレビで放送されています。
今回の展示は、そんな番組のコンセプトを実際に体験できる展覧会の、第2回目なのです。
「観察のへや」「体験のへや」「概念のへや」と3つの場面で構成されていて、
身の周りのいろいろなモノ・ことを、デザインという視点で捉え直していきます。
...などという野暮ったい説明はこのあたりにして。
これから足を運ばれる方のために、
私がおもしろい!と感じたブースの、ほんの一部分だけをお伝えします。
『マークをつくる』
たくさんのパーツを組み合わせて、自分のマークを作れます。
ふと経理のマークをつくってみよう!と思い立ち、
近くにあったパーツでつくってみます。
お金の出し入れを表現してみました。が、どちらかというと銀行っぽい気もします。
『ひと ひと ひと』
足元に描かれた足跡マークと点線で、場面ごとのひととの距離感を体感します。
相合傘と満員電車(写真の左側にあります)、物理的にはほとんど同じ距離なのに...
『しくみの観察』
「ひろがる」「あつまる」「かみあう」「まわる」「ならぶ」。
5種類の仕組みが、実は身近な場所から大きな場所まで、さまざまな場面で共通していることに気付けます。
写真はありませんが、時間を可視化した展示も面白かったです。
何層にも重なった身近な"デザイン"。
小学生くらいの年齢でこの展示を体験できたら、その後のものの見え方も違ってきそうです。
夏休みと思しきファミリーの皆さんがうらやましくなった、ごえでした。
(おとなの皆さんへ朗報です。10月18日まで、日本科学未来館にて開催されています!)