杉山です。 8月6日、8月9日は原爆忌15日は終戦記念日ですね。
僕が小学生の頃は、遊びに夢中の夏休みにありながら、6日、9日の朝だけは子供ながらにどんよりとした気持ちになった事を今でも覚えております。古い歌と言われてしまいますが、自分が生まれる前の1970年に流行った「戦争を知らない子供たち」という、フォークソングがありましたが、誰に教わる訳でもなく、友達と軽快に歌っていたその曲から、なんとなく自分らがその世代であるという自覚が芽生えてった事を覚えております。そしてなんとなく危機感が自然に心に刻まれてもいて、祖母や父、あるいはテレビなどからリアルな戦争の話を子供ながらに懸命に見て、聞いて、当時の悲惨な時代を想像する事ができた環境にはいたかもしれません。
私はそんな戦争を知らない世代ではありますが、幸いな事にみじかに戦争経験者がいた時代でした。
今年は戦後から73年、今の子供たちは果たしてどれぐらい昔の出来事になってしまっているのでしょうか。「戦争を知らない子供たち」を、ただ古臭い曲という事で受け入れないのであれば今の時代にマッチした大衆曲をエクザイルや嵐あたりが歌ってくれると良いですよね。
自分の息子にもどのように話をしていけば良いのか、当時を知らない私たちではしっかり理解していなければ、なかなか容易ではありませんね。
もうあと10年もすれば少数派だった"戦争を知らない子供"たちがおじいちゃん、おばあちゃんになり、戦争の話も聞かされたことも戦争をイメージする事ができない世代が中年のおじさん、おばさんになる。少なくとも犠牲になった方やその親族の方もみじかにもいたわけで、太平洋戦争は、ローマ時代や三国志や戦国時代の戦(いくさ)とは違います。ロマンはありません。
原爆で無くなった方たちだけではないですが、その人たちを尊び鎮魂の念を捧げることは当然ですが、今後も永遠に「戦争を知らない子供たち」あり続けるために戦争を知らない世代としてこの時期になにかを考え伝えていかなければいけないですね。
興行的なものになってしまうと多少違和感を感じてしまいますが、それでもリアルなイメージができる映画をこの時期に見るなども良いかもしれませんね。
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