こんにちは
さとしです。
暑い日が続いて汗が止まらないですね。
それでも好きな散歩はやめられない。
散歩して建物を見ると「この建物は何年代のものだろう??」とよく考えます。
例えば
「1967年にアルミサッシが爆発的に普及したので、その建物が木サッシだったらそれ以前の建物なのかもしれない。」とか
「ひょっとしたら戦後すぐに建てられたものかも。」とか
「開口部が丸いので後期高度経済成長期。」とか。
「基礎がなくて建物が歪んでいるなぁと思ったら1971年に布基礎が義務化される以前の建物なのかなぁ」とか
「斜線制限がかかっていて、一部増築しされたものは1987年以前のものかなぁ」とか
「窯業系のサイディングだから1990年代以降の新しい建物かなぁ」とか
・・・etc
建物一個一個見ていくとその場所の年代みたいなのがなんとなく想像できます。
そうしたら次に
その場所がどういった場所だったかを想像します。
「看板建築が多いからもともとは商店街なのかな」とか。
「道が曲がりくねっていて、先には暗渠があるから農道なのかな」とか。
勝手にその場所の歴史を想像して、最後にはじゃあここにこれがあったら面白そうだ。と妄想を膨らませます。
その中で場所の元々の成り立ちが想像できる本がこれ
「東京の空間人類学 (ちくま学芸文庫)」
例えば大使館はもともと大名屋敷だったとか、神社の裏は聖域としての山だとか。山手と下町の都市構造に違いとか。
江戸時代の都市構造が現代にまで引き継がれて部分部分で改変されて現在の都市になっているということがとてもよくわかる本です。
夏休み、クーラーの効いた図書館で見て見てください。
それではまた
さとし。