大田区久が原にある賃貸住宅パティオ久が原にコモンスペース「AGITO」(アジト)が完成しました。
賃貸マンションの住居1室をマンション住民が使える共用スペースにコンバージョン。
ここでいうコンバージョンは一般的な意味とは異なりますが、所有者である東京ディフェンスさんの思い切った選択でした。
中庭が特徴的なパティオ久が原。AGITOは1階に面しているので、中庭から室内、専用庭までは土足のまま通れるように計画。
庭は、ハーブや野菜が植えられる畑をつくりました。
室内には住民の方達にシェアしてもらった本を置けるよう、本棚をつくりました。
他にも、外で遊べる道具の貸し出しも行います。
3m近くある大きなシンボルツリーの周りには登って遊べる遊具を造作。木陰でお絵描きしたり、おしゃべりしたり。
使い方には注意が必要なので、注意書きは壁に直接ペイント。
たくさん人が集まっても座れるキッチンを兼ねたダイニングテーブル。
ママ友会をしたり、バレンタインにみんなでここでお菓子を作ったり。
大きなテレビもあります。男の子はここが大好き!
仲良くゲームをしたり、夜は映画鑑賞、今の時期はみんなでここでW杯を見るのも、楽しそう。
AGITOのルールはイラストで表現。大きな時計の形になっています。
室内に入るための鍵はair bでもよく使われているパスワード式ロック錠。これで鍵を持っていなくても入室することができます。
完成イベントでは、たくさんの方々にお越しいただきました。どうやら、ここでお友達が増えた子もいる様子。
そんな場所になることを願ってつくったAGITO。イベントでは、住民にとっても、オーナーさんにとっても、設計者にとっても、幸せな時間が流れるイベントとなりました。