どこにでもあるのに、意識しないと気がつかない存在。
「雑草」
小さい頃、祖父の農作業について行くと、そこには雑草という最高の遊び相手がいました。
草船をつくって水路に流したり、
オオバコで草相撲をしたり、
ぺんぺん草を鳴らしたり、
つくしを取って食べたり、
シロツメグサで王冠をつくったり、
彼らのおかげで飽きることなく、何時間でも遊ぶことができました。
そして最近、再びその面白さに取り憑かれています。
常に厳しい生存競争に常にさらされている彼らは、
それぞれ特殊能力(武器)を身につけ、
ユニークな戦術で生き抜いています。
最近知った言葉ですが、
そんな特殊能力を持った雑草達が生存競争を繰り広げる場を「雑草社会」と言うそうです。
あれ、何かに似ていないか?
そう、アベンジャーズです。(強引ですみません)
突然変異や、進化。
なんらかの理由で特殊能力を得た彼らは、
悩みや葛藤を抱えながらも、
ユニークな能力を活かして、侵略を謀る敵と戦い地球を守ります。
まさに、アメコミのスーパーヒーローが揃ったアべジャーズのような雑草社会。
そんな雑草社会のスーパーヒーローを紹介しましょう。
①雑草社会のハルク「オオバコ」
オオバコは自分の何十倍もの大きさの人間に踏まれてもビクともしません。
むしろ積極的に踏まれる場所に生育することで、他の雑草との生存競争に勝ち抜いています。
雑草界でもトップクラスの頑丈さ、オオバコはまさにハルクと言えるでしょう。
②雑草社会のローグ「ネナシカヅラ」
ネナシカヅラはその名の通り、
根っこがありません。根っこどころか葉っぱもありません。
どのように養分を吸収するかと言うと、他の植物に寄生して、養分を吸い取ります。
触れただけで相手の生命エネルギーや、記憶、能力などを奪うX-menのローグ。
他の植物から生命エネルギーを奪い、成長するネナシカヅラはまさにローグと言えるでしょう。
③雑草社会のデッドプール「ワルナスビ」
名前からして悪そうなこの植物は、毒のある果実や、棘のある茎を持ち、
名前の通りのヒールキャラ。命名は牧野富太郎です。さすがです。
この植物の本当に厄介なところは、毒や棘ではなく、切り刻んでも地下茎からいくらでも再生します。
手や足を切られても死なずに再生し、手榴弾などで容赦無く敵を倒すデッドプール。
ワルナスビは、敵にすると厄介なデッドプールと言えるでしょう。
特殊能力を発揮して、たくましく生きる雑草達。
そんな彼らを見習って、たくましく生きていきたいです。
最後に、今作のアべンジャーズは衝撃的展開でおもしろかったので、ぜひ見てみてください。