セレクトオーダー式リノベーションサービス
「TOKYO*STANDARD」の2部屋目のモデルルームが完成しました。
全戸セミオーダーのリノベーションでつくられるマンション
「LANDLIFE 調布国領」の一室を、ブルースタジオにて設計・インテリアコーディネートしました。
このマンションの構造を支えるのは壁。
今回担当したお部屋はお子さまのいるご家族にも住んでいただけるよう、この構造壁のフレームを活かして
いろいろな過ごし方ができるような空間を散りばめてみました。
まず、玄関を開けると右側にはアーチ窓を介して二つの個室。
そして正面に出迎えてくれる怪しげな空間は「パティオ」
インテリアコーディネートの裏テーマ「モロッコ」の暮らしからヒントをもらい、
モロッコの伝統的なお家にある中庭「パティオ」と名付けたこの空間。
モロッコでは家族が語らい、客人をもてなす屋外空間のことをパティオと呼びます。
インテリアではたくさんのクッションやプフ、プレートテーブルやティーポットをしつらえて
今すぐにでもティーパーティーが始まりそうな空間に。
美しいモロッコランプの光を眺めながら、食後に家族でお茶を飲んだり、
室内窓から入る穏やかな自然光の中、近所のママたちと井戸端会議なんていうのも贅沢。
今は異国情緒漂う空間ですが、デスクを並べればスタディルームやワークスペースに。
床は天然石タイルなので、半屋外空間としてアウトドア用品を置いておいたり、
趣味部屋としても、またペットのための空間としても使えます。
キッチンは男前なステンレスキッチン。
アーチの向こう側にはサニタリーとユニットバス。
左側の扉の向こうにはトイレがあります。
LDKへ進むと、先ほどのパティオとはうって変わってモダンな空間に。
モロッカンインテリアの中でもシンプルな「モダンリヤドスタイル」を取り入れ、
家族がリラックスできる、あたたかくて落ち着いた空間に。
リビングと3部屋目の個室を仕切る、存在感のある構造壁の間には(before)
LVLの枠で造作されたシェルフとドアをデザイン。(after)
LVLの木と、躯体現しのグレーの色合わせ。
グリーンとブラックのアクセントが入って、個人的にはたまらなく好きな景色です。
本棚として本をぎっしり詰めれば、棚の向こうはプライベート感の高いベッドルームに。
とっておきのお気に入りだけを飾って視線の抜けをつくれば、一体感のあるセカンドリビングとしても使えます。
向こう側に見えるアカプルコチェアに身をゆだねて、お気に入りたちを眺める時間。
まさに至福のとき。
他にもこの物件、使っている素材が多彩です。
例えば、個室とパティオの間にあるアーチ窓の引き手は、ヌメ革のタッセル。
東中野にあるブルースタジオの事務所のご近所の革製品工房、VASCOさんにオーダー。
質感の気持ちいいこのタッセル、時を経て飴色に変化していく楽しみがあります。
壁には白く薄化粧した米栂の羽目板をはって、木のぬくもりを感じる空間に。
子供部屋の床には、カラフルーターフ。
人工芝のような、ラグのようなこの素材。
訪れた際にはぜひ、スリッパを脱いで踏み踏みしてみてください。
とっても気持ちよくて、寝転びたくなります。
他にも、目地色がブルーで爽やかなコラベルタイルや、
陶器のスイッチプレート、アルミのハンドル、バスケットのようなつまみ。
どれも一つ一つセレクトしました。
異なる性格を持つ、たくさんの空間があるから
自分にとって、いまいちばん心地いい場所が見つかる。
ここで暮らしていく方が、私たちにも見つけられなかった居場所を見つけてくれると嬉しいです。
そんなランドライフ調布国領のモデルルーム、今週末にオープンルームが開催されます。
TOKYO*STANDARDのモデルルーム第一弾も一緒にご覧いただけます。
見学は事前予約制なので、ご興味のある方はこちらからお問い合わせください。
先日行った際には、お部屋の窓から満開の桜が見えました。
このお部屋にお越しいただけるのを、首を長くしてお待ちしております。
ごきげんよう。