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満天の星空

若菜

黒いワンピースと犬といちごをこよなく愛する。嫌いなものは寝不足。よくしゃべりよく笑います。笑いすぎて苦しいときもあります。


都心から近場で、星を見れる場所へ出かけました。

3月上旬、東京は暖かくなってきた頃。
「さくっと温泉に浸かって美味しい食事を楽しむ」というテーマで始まった旅行の企画ですが、
もう一言なにかコンテンツを!ということで、星を見に行くことに。

都心に近い星空スポットを検索してみると、昔修学旅行で行った日光に程近い、戦場ヶ原がどうやらいいかんじ。
栃木に着いて早々餃子を拵え、昼間は滝を見たり、中禅寺湖へ散歩に出かけたり。
夜は早めに食事を済ませ、温泉で身体をあっためて、仮眠をとり
いざ!星空を求めて戦場ヶ原へ。

3月といっても、山の上は雪が舞い、気温はマイナス3度。この時期のベストな観測時間は夜中3時。
可能な限りの防寒をして、少々寝ぼけ気味の友人を引き連れ外に出る。
一瞬で目が醒めるほどの寒さと、既に広がる星空。
さっそくテンションがマックスにあがり、興奮気味で戦場ヶ原に到着。

夜空を遮る建物はひとつもなく、余計な光もない。
息をのむほど、はっとするほど、あるいは言葉に詰まるほど、満天の星がそこには降り注いでいて
どれだけの時間をそこで過ごしても足りないくらい、素晴らしい光景でした。

sg180306_01.jpg

東京で見るよりもはっきりした光を放つ星のまわりには見たこともないような無数の星屑と天の川
視界に入りきらない星は、時間とともに移動して、表情を変えていきます。
流星が何度も何度も通り過ぎていき、一瞬でも目をそらしたくないというほど、ひたすら上を向いて
この空間に包まれる喜びを胸に焼き付けました。
本当に、来てよかったと思える場所でした。

期待値マックスで計画した星空を求める旅、期待の何倍も超えた絶景を拝めました。
次はモロッコの砂漠で見る星空を楽しみに、今日も頑張って働きます。





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