こんにちは。よしだです。
今日もコーヒー豆知識として喫茶店などで聞いたお話を紹介します。
アフリカのコーヒーといえば、ケニアやタンザニア(キリマンジャロ)、エリオピアですが、
近年、アフリカの新星として注目されているのが、ルワンダ、ブルンジ、ウガンダの3ヶ国です。
3つまとめて、アフリカのトリプル・スターと言われているとか。
良質なコーヒーを育てるためには、良質な土壌もさることながら、
年間を通して20度前後の気温や、1000~1500mm必要と言われる降水量が条件となります。
さらに、年間を通して温度差が大きい方が良質なコーヒー豆が育つとも言われ、標高が1000~2000mが良いとされています。
そうした条件を満たすエリアが、北緯25度から南緯25度の間に多く、「コーヒーベルト」と呼ばれています。
有名なコーヒー生産国はほぼ全てコーヒーベルト内にあり、ルワンダ、ブルンジ、ウガンダもベルト内です。
出展:バリスタによるコーヒーメディア
3ヶ国のコーヒー事情について、簡単にご紹介します。
ルワンダ
ナイル川とコンゴ川の水資源、南側の原生林に囲まれ、標高が高く丘陵地であることから、「千の丘の国」とも呼ばれています。
ルワンダといえば、1994年に人口の10%が虐殺されるジェノサイドがありましたが、、
2000年代以降には毎年8%以上も経済成長を続ける「ルワンダの奇跡」として発展しました。
その経済成長を牽引するのが、コーヒー産業であり、輸出産業の24%がコーヒーです。
2000年以降から品質の高いコーヒーの生産や精製を開始し、世界的な品評会であるカップオブエクセレンスのアフリカで初めて開催しました。
国の政策として、コーヒー産業に力を入れているのです。
爽やかで柑橘類に表現されるクリアな酸味が特徴。
ウガンダ
ウガンダもまた、美しい自然や2000mを超える標高の山々もあり、「アフリカの真珠」とも呼ばれています。
そんなウガンダは、実はケニアについてアフリカ第二位のコーヒー生産国です。
もともとはインスタントコーヒーなどに用いられるロブスタ種という低品質なコーヒー豆を主に生産していましたが、
現在は小規模で、アラビカ種を用いた丁寧な作り手さんが増えてきているようです。
ブルンジ
ブルンジも主要産業がコーヒーです。
アフリカでも最貧国の一つでもあり、貧しくて肥料を買うことができない農家も多かったようです。
しかし、それが現在ではオーガニックコーヒーとして価値が認められてきており、
2012以降はほぼ毎年、ブルンジでもカップオブエクセレンスが開催され、高品質なコーヒーが認められています。
特に、「Ngoma(ンゴマ)」と呼ばれる最高級格付けのコーヒーは要注目です。
ブルンジもまた、フルーツ感のあるクリアな酸味が特徴と言われています。
アフリカの新星たちのような爽やかでまろやかなアフリカ・コーヒー、見つけたらぜひお試しください。
- よしだ