はい。チーズ。
今回のブログはチーズについて、、、
ではなく、この写真のチーズと出会ったスイスの山小屋でのお話です。
ドイツでインターンしていたとき、
スイス人の友人ができたので、彼の家に遊びに行きました。
寝台電車に乗ってたどり着いたのは、Lugano(ルガーノ)というスイス南端のまち。
美しい湖の向こう岸にはイタリアが見えます。
滞在二日目、「別荘に行くぞ!」 と誘われました。
車で移動すること30分、山の麓に到着。
「のぼるぞ!」
「え、登山?」
いくらアルプスの国スイスに来たとはいえ、
突然の登山に一瞬、戸惑いを隠せませんでした。
スイス人はこんなにもカジュアルに登山に誘って来るのか!
しかし、ここまで来たら引き返せない。
マウントフジの国、日本人の登山力見せつけたる。と、その誘いに乗りました。
歩くこと5分、山積みになった丸太が。
友人いわく、スイスでは、山を管理する特別な資格があり、
そうしたプロフェッショナルが、しっかり山が管理しているそうです。
さらに歩くこと30分、
「ここだ !」
「意外と近い !」
到着した場所にあったのは、かわいらしい小さな山小屋でした。
なんと、この山小屋は、つぶれかけていたボロボロの山小屋を、
友人とその父が自分たちで直したそうです。
中を見ると梁も新しく架けられていたり、トイレや風呂など、水回りもしっかりつくられたりと、
おそるべきDIY力。
彼は、薪ストーブに火をつけて暖を取り、マキネッタでコーヒーを入れてくれました。
コーヒーを飲みながら、友人はスイス人の暮らしについて話してくれました。
このような小さな山小屋を近所の山に持つのは、スイスではよくあることだそうです。
週末は家族や友人とその山小屋で過ごす。
そして、例のチーズでラクレットをつくり、薪ストーブを囲んでみんなで食べる。
とても豊かで幸せな生活だなぁと思いました。
いつか自分もそんなふうに、自分で山小屋をつくってみたい!
思いがけず、将来の目標がひとつ増えました。