源氏物語というと「あさきゆめみし」ですね。
って、そうじゃない方も多いと思うのですが、
大和和紀さんの「あさきゆめみし」に古文の応援をして貰った方は多いかと思います。
どうも光源氏のプレーボーイぶりに興味が湧かず
読んではいたものの、のめり込まずにいたんですが、
最近ふと源氏物語に出会ってしまいました。
ブルースタジオには音楽好きのスタッフが沢山おりまして、
そんなスタッフから以前教えて貰ったアーティスト『口ロロ(クチロロ)』
今年、7月に新しいアルバムを出していたそうです。
少し疲れて音楽でもかけようかなとなった夜
口ロロの『Japanese boy』をなんとはなしに聞いていたのですが、
ん?
これって、和歌?
いとうせいこう氏が詠みあげる言葉を聞いていると、
なんとも情景を思い起こさせる文章が紡がれていました
ググりました。
あー!源氏物語なの!!
ドラマチック!さすが紫式部!!
もし宜しければ皆さんも聴いてみて下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=J495aDS93RA
そして、2つのお話は分かったのですが、
第34帖「若菜上」
第22帖「玉鬘」
最後のお話がどこの帖からきているのか分かりません。
お分かりになった方は教えて頂けますと嬉しいです。
きょう子
↓源氏物語部分を書き起こしてみました。
1
むかし今からずっと前の話です
あるジャパニーズボーイがサッカーをしていました
美しい公園で仲間何人かと暇を持て余して
ひるさがり
ある家から猫が二匹飛び出してきました
カーテンがゆれました
その向こうに一人のジャパニーズガール
その声は甘く仕草は柔らかく香りが流れていたそうです
2
こんな話もありました
あるジャパニーズボーイが先輩から呼び出されたそうです
夏の夜 言われた部屋に入ると真っ暗
そこに先輩は蛍を何十匹も投げ入れたそうです
部屋の隅にはジャパニーズガール
彼女は青く点滅する光に照らされていたそうです
その瞳が黒い髪が唇が
3
昔 今から千年程前の話です
とてもお世話になっている人の恋人がいました
彼女は大人で耳の綺麗な人でした
憧れているのはもちろん別のジャパニーズボーイ
彼の元に突然メールが届いたのは秋の夜でした
空が綺麗ねと書いてあるだけだったそうです
なぜ自分に
胸はときめきました