家族の一大イベントが多い、わたしの2017年。
だから響いたのかもしれません。
夏を忘れるような少し肌寒い日、曳舟駅までとある写真展に行ってきました。
吉田亮人さんの『The Absence of Two』です。
吉田さんの従兄弟と祖母の、2人暮らしの風景を撮影しています。
何気ない生活の写真ですが、思わぬ結末を迎えたことで
そしてその結末を知りながら写真を眺めることで
見え方が変わってきます。
展示では写真集の制作過程を見ることもできました。
(ちなみに"撮影OK"でした。最近多くなっていてありがたいです)
会期は既に終了していますが、
この先も吉田さんの(新たな)写真展があるようですので
ご興味のある方はぜひ。
************************************
その帰り道、祖母の米寿のお祝いの写真を現像しに行きました。
アルバムをつくるのです!
以前、撮影した写真を収めてアルバムにし、親戚に渡したら
とても喜んでもらえたので味をしめたのでした。
なかなか使い切れないマスキングテープとシールたちの出番です。
写真はここではアップできないのですが、
下手なりに、家族のなかなかいい表情が撮れた気がしています。
私の写真は吉田さんの写真と違って
大きなパネルにすることも、他人さまの目に触れることもありませんが、
形に残しておくことには意味があると少しだけ思っています。
日々の生活の中で、大事な瞬間でも忘れてしまうことはままあります。
それでも、
写真があれば、家族のこういう風景・瞬間があったのだ、と覚えておけますから。
特別な場でなくても、何気ない表情が後からいとおしくなったりもしますしね。
(『家族の風景』は大好きなハナレグミさんの曲名でもあります)
そんなことはさておいて!
祖母の喜ぶ顔を思い浮かべながら、いそいそと制作に励みたいと思います。