こんにちは、トミヅカです。
連日暑いですね。
暑くなるともう外になんて出たくなくなってしまいます。。
扇風機の前から動けなくなります。(あくまで扇風機です。)
でも、どうしても鑑賞したい作品があり、重い腰を上げていってきました。
ICC(オペラシティ内)で開催されている"オープン・スペース 2017 未来の再創造"です。
(なんと無料です。)
お目当ては、無響音室に設置されたevalaさんの"See by your ears"というサウンド・プロジェクトです。
以前evalaさんのレクチャに参加し、サウンドアーティストの方の話をはじめて聞かせていただき、ぜひ作品を体験したいと考えてました。
(もちろんこれ以外の作品もたくさん楽しめます!)
どういう体験か簡単に説明しますと、4つの音楽の中から一つ選び、無響音室に入り椅子に座り、真っ暗の中で音楽を体験するというものです。
(一人ずつ10分の体験になりますので、会場に着いてから予約をしてから鑑賞になります。平日がオススメです。)
私はその中から新作の"Our muse"を選択。
ビジュアルがないので言葉でしか言い表せませんが、
真っ暗闇の中にいるのに目の前だけでなく、
自分を取り巻く空間全体を音によってかたちづくられていきます。(というように体感します。)
どこかへ飛んでってしまったかのように、フワッとします。
聴覚しか働かない状況で、音にかたちを与えて、あたかも空間を疑似体験している、不思議だけど新鮮な体験です。
まだ残り3つを視ていないので、リピートしようと思います。
拙い言葉で説明するのもあれですので、曲自体がどういうものだったかはぜひ体験して視てください。
VRなどの技術がどんどん進歩している昨今ですが、
視覚ではなく聴覚に働きかける作品にもそれと同等の力があるのでは、と思わせてくれる作品です。
最近は、感覚をひとつひとつ、改めて自分のどういう器官で体験してるんだろう、と紐解いたりしてます。
例えばごはんを食べるという行為の中で、味覚は6種類しかないのに対して、嗅覚(香りを嗅ぎ分けられる種類)は1000類以上あったり、
何がどのように作用してるかって意識的になると結構面白いものになります。
暑く感じなくなるにはどうしたらいいか、ちょっと考えてみようと思います。。