先日休みを取ってニューヨークに行ってきました。
約10年ぶり4回目。妹と行った今回は、ほぼ毎日アートばかりを見てきました。
マンハッタンは、1960年代から、アーティストが住む周りにおしゃれなカフェやショップができ、人気が出て賃料が上がると、まだ開発されていない倉庫街にアーティストが移り住み、そこがまた人気のエリアになって地価が高騰・・・・その繰り返し。
そんなジェントリフィケーション(地域高級化現象)がマンハッタンだけでなくブルックリンでも起きているそう。
その中で、ブッシュウィックというエリアは、今アーティストが多く住んでいて、
ギャラリーが面白いという記事を読み、足を運んでみました。
ギャラリーを見に行ったのに、廃墟ばかり
まず足を運んで驚いたのが、人気のない建物の多さ。
誰も好んで住まなかった治安の悪い工場地帯だったこともあり、廃墟っぷりも堂に入ったもので、観光客が歩くにはソワソワします。
地図ではギャラリーと記載があっても、営業していなかったり、廃墟すぎて入れなかったり。
本当にここが、今もっともホットな情報発信地と言われる場所なのか・・・。
歩いていると、そこかしこにグラフィティが
街を歩いていると、至るところにグラフィティ(壁にかかれた落書き)があることに気づきます。
ただの落書きではなく、ハッとするような絵もたくさんあります。
驚いたことに広告もグラフィティ!
アディダスの広告はかなり頻繁に見かけました。
しかもこちらはちょうど製作中。
広告の隅に書かれた「BROOKLYN CREATOR FARM」の文字。
2016年にオープンした、アディダスのクリエイティブ拠点だそうで、今の空気感にフィットするデザインを生みだしたり、ブランドの新たな方向性を作ることを目指しているのだとか。
その拠点をブルックリンに作るとは。オフィスの場所選びとしては攻めてます。
そしてシャネルの広告まで。
ハイブランドでもグラフィティというギャップ。街に溶け込んでいました。
廃墟みたいなギャラリービルをようやく発見
最終的には、ギャラリーも発見。
1つのビルに小割りのギャラリーがいくつも入っていました。それなりに人もいて、賑わっています。
歩き回った印象としては、マンハッタンとは全く異なり、ここに住む人の気配を感じられるエリアでした。
観光地に比べて人は少なく、それなりに棘棘しい空気が流れています。
が、個人的には予想以上にグラフィティがおもしろく大満足。
その後訪れたダンボ地区は、同じブルックリンとは思えないほど整っていて安全。
看板もわかりやすいし、人もいっぱいいる!こちらはジェントリフィケーションが進んだエリアなんですね。