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漕ぐように。

こばゆ

心と体の健康を第一に、経堂に暮らす。最近ハマっていることは公園で昼寝。AGRICULTUREとARCHITECTUREの融合を志す。その先に見える風景とは。


都心から最も近い棚田「大山千枚田」
里山の美しい風景と出会いに行きました。

千葉県鴨川市、JR安房鴨川駅から車で30分の場所。

車で行けばすぐに到着できる距離。
しかし、今回はあえて自転車で行きました。

前日に宿泊した館山のペンションを朝7時に出発。

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ペダルを漕ぎます。
1時間ほど漕ぐとすっかり山の中へ

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さらに漕ぐこと1時間30分
突如視界が開け、お目当ての「大山千枚田」があらわれます。

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丁度田植えが終わった時期で、水面に新緑が映えます。

とても美しい風景ですが、棚田では機械が入れないため大きな収穫量は見込めません。通常の農業生産による経営では採算が合わないのは明白です。大山千枚田では、一般の方が年会費を払って農作業に参加できる「棚田オーナー制度」や、一定の金額を支払うことで収穫したお米を受け取ることが可能な「棚田トラスト」といった仕組みを利用して、美しい風景を維持しようとしています。

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ふと、子どもの頃雑草で草舟をつくり競争して遊んだ、実家の水田の畦道の風景を思い出しました。
管理を容易にする為、最近アスファルトで舗装されてしまったため、草舟をつくるための雑草はもう生えません。
当たり前の事ですが、管理を容易にするために風景を壊す事は一瞬です。
しかし、大山千枚田のように風景を共有する仕組みがあれば、美しい里山の風景を残すことが可能だということも今回の旅でわかりました。


美しい棚田を眺めながら少し休んだ後は、さらに自転車を漕ぎ進め「cafe En」さんへ。
地元の食材をつかった料理や飲み物を出してくれるカフェです。

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料理も飲み物もすばらしく、庭を望むテラスも最高に気持ちよかったので、
すっかり疲れも回復して、再び自転車を漕ぎ帰路へつきました。





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