先日オペラシティで開催中の「片山正通的百科全書」に行ってみましたが、とてもよかったのでオススメです。
本展は、インテリアデザイナーの片山正道さんが買い集めた本・CD・植物・現代アート・家具や雑貨など膨大なコレクションの展覧会。
中には、大きなサボテンや、シロクマやアルマジロの剥製なんかもあるのですが、パンフレットを見たところ片山氏は剥製好きとのこと。
個人的には、アートコーナーが特におもしろかったです。
村上隆など有名どころの作品もあるのですが、まだそこまで知られていない若手アーティストの作品もたくさん。
どの作品も、隠し持った鋭さがあり、見ていて飽きません。
個人コレクションって、その人の琴線に触れるものが集まっているので、ピンとこないこともしばしばあるのですが、
片山さんのコレクションは共感できるものが多く楽しいです。
また、松江泰治さんの作品と再会できたのも嬉しい驚きでした。
(松江泰治 『jp-02 01』 TARO NASUサイトより)
松江さんは、東大の地理学科専攻のカメラマンという珍しい経歴なのですが、地理を勉強したのも写真を撮るためなのだそうです。
ものすごく時間をかけていろんな地域を分析し、「ここだとこんな写真が撮れる」とある程度見極めた上で現地に行き、撮影をする。
高い場所からの定点撮影のため「神の視点」と呼ばれることも。
写真だけでなく動画作品もあって、よく見ると人や車が動いている、まさに「動く写真」。
片山さんのコレクションには、静止画だけでなく動画が8点も。たくさん見れてお得な気分になりました。
楽しく見ていたら、片山さんご本人が展示室にいらっしゃってびっくり!
6月25日までやっているので、楽しい世界を覗いてみてはいかがでしょうか。