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よみもの 2

お亀


こんにちは、お亀です。
みなさんはどのように本を選びますか。
タイトルやジャケットで選ぶのもいいですよね。

そこで、このタイトルで面白くないわけがない!
今回のおススメ本、よかったらどうぞ読んでみてください。


『偉人は死ぬのも楽じゃない』
本書はジャケットに描かれているように、ベートーベンやナポレオン、アインシュタインといった歴史にその名を刻む19人の偉人たちが登場します。偉人たちが具体的にどのように死んだかに焦点をあてた、死に際の物語が1人物につき1章で書かれています。筆者自身まえがきで "血なまぐさい話が苦手なら、この本を読んではいけない" と、警告を発しているのが驚きです。ここで一瞬身構えますが、本書のタイトルからくる面白さは読み進めていくうちにツボにハマってしまうのです。当時のハチャメチャな拷問のような治療に加え、医者たちの諦めない姿に思わず「やめてー」と叫びたくなるような場面も多々あり、同じ時代に生まれていたらと思うとゾッとするほどです。
読み終えた後、最後の頁でこの偉人たちの意外な繋がりを知り、再び興奮を覚えたあの感動。歴史が苦手な私でも一気に読んでしまいました。偉人たちに妙な親しみを感じてしまう、あと味のいい?一冊です。(日本語版の本書は大人向けに訳されてますが、原書は10~14歳向けに書かれています。)

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『ペニシリンはクシャミが生んだ大発見』
実はこの本、1年ほど前に途中まで読んでいたもので、上記の本を読んで思い出しました!体温計・血圧計・内視鏡・電子顕微鏡・心臓カテーテル検査・CT・心臓ペースメーカー、詳しくはよく分からないけど、聞けばなんとなく知っている医学フレーズ。本書は医学にまつわる25話の物語が書かれています。研究者の熱意と時に偶然が重なる驚きの数々、医学の世界へと導いてくれる本です。いまの時代に生まれて良かったと思うこともチラホラ。気軽に医学史を学べる一冊です。

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『ブルネイでバドミントンばかりしていたら、なぜか王様と知り合いになった。』
なんとも長いタイトル、でも覚えやすく印象に残るタイトルだと思いませんか。
著者は経産省から外務省に出向し、在ブルネイ日本大使館の二等書記官となります。タイトル通りブルネイでアホみたくバドミントンをしまくり王様と知り合いになるというお話です。仕事に悩みストレス発散で始めたバドミントンをきっかけに、真の信頼関係を得る素晴らしい話に加え、異国で奮闘する様が愉快でもあり時に図々しい行動がとても面白い。終盤、仕事も成功に導き帰国するも結局、著者は経産省を辞め家族でブルネイに移住してしまうという展開です。異国で力強く楽しく生きる様が、不思議と元気にさせられる一冊です。みなさんも奮闘振りを本書で体験してみてはいかがですか。


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