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故郷の味

きょう子


明けましておめでとうございます。
きょう子です。

この年末年始は皆さん如何お過ごしになられましたか?
今回の休暇は1週間と長かった為、私は故郷の三重県津市でゆっくり時間を過ごしてきました。
津市というと、名前の短さ(だけ)が有名な町ですが、
今回は津市の『鰻』文化について少しだけご紹介したいと思います。

私が津市に帰る度に食べたくなるもの。
それが鰻です。
実は、津市民の人口1人あたりの鰻消費量は日本一なんです!
Wikipediaの『津市』の食文化の項目では、
「津市においては、他地域とは異なり鰻が大衆食となっており」
とありましたが、確かに大衆食なんです。
幼い頃、母が忙しいとすぐ出前に取るのが鰻丼で、月に3回は食べていました。
残念ながら、東京では大衆食じゃないんですね・・・

鰻屋の数も、他の飲食店に比べ異様な程多い為、家庭内でも好みが異なります。
鰻を食べに行こうと決まっても、そこから今日は何処の店に行くかの相談が始まります。
では、何故鰻が津市では大衆食となっているのでしょうか?

鰻は川と海の混じりあった所でとれると言われるそうですが、
鰻の稚魚であるシラスウナギが津の川ではよく取れたようです。
それもあってなのか養鰻業が津では盛んであったと聞きます。
伊勢湾台風で壊滅的な被害を受けた為、現在は養鰻業は衰退していますが、
それでも変わらず津市の人達は鰻を愛してやまない。

という事で、今回の帰省でも食べてきました!
今回は父が大好きなお店『はし家』さん。

sg150107_02.jpeg

ですが、、鰻自体の値段が上がったのでしょうね。
先のWikipediaでは
「最上級の「特上」丼でも1,500円程度で食すことができる。」
とあったのですが、これは2015.1.4の時点では全く違いました。
高級食になりつつあります。。

鰻は近年乱獲により数が減少していると聞きます。
鰻の保護も考えると価格の高騰は避けられない事なのでしょう。
しかし津市から鰻文化が無くならないで欲しい、
気軽に食べられる物であって欲しい、
と何ともエゴイスティックな事を願ってしまったお正月でした。






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