こんにちは。ふじゆりです。
先日、シェアハウス「わの家 千峰」のオープンルームイベントで、野点を行いました。
子供の頃からやっていたお茶を、仕事を始めてから中断していましたが、
今回のことでお茶への情熱が復活。
お稽古復活にとどまらず、よし、茶室を造ろう!と思い立ちました。
まずは物件を購入。
その中で、どこに茶室を造ろうか・・・迷います。
室内をあちこち、正座した高さで座って行きます。
頭の中には母の一言「人間、なんだかんだ、自分が居心地がいいと感じるところにずっといるのよ」が響きます。
私の居心地のいいと感じる茶室空間は・・・?
薄暗くて、狭くて、こもっていて、炭のはぜる音と、釜のしゅんしゅんいう音だけの響く静寂な空間。
と思ってみると、場所はすんなり決まりました。
次はプランニング。
実は、私は茶室の設計はこれが二回目。
最初は十数年前、親が茶室を造る時にプランニングさせてもらいました。
その時は大家族が集まれる、広々した8畳間。
でも今回は、パーソナルな2〜3人用の茶室で、4.5畳くらいが希望。
図書館に行って、司書の方に相談したら、どんどん茶室の本を持ってきて下さって・・・
読みあさります。
その中で度肝を抜かれたのが、あの樂茶碗の15代目、樂吉左衛門さんの造った佐川美術館の茶室。
よく建築雑誌にも取り上げられる佐川美術館ですが、茶室、という視点で切り取ったのは見た事がなく、その自由な発想に感動。
本を見ているだけじゃ分からない!直接行ってみなければ!
という訳で、これから茶室をつくる旅が始まることになりました。
<つづく>