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生き継ぐ場所

きょーへい


こんにちは。
きょーへいです。

ゲゲゲの鬼太郎が住んでいるまち、調布。

このまちには、江戸時代から日常に
生き継がれているお祭りがあります。


『調布』という名前の由来は、645年に
日本で採用された税法「租庸調」がもとで
朝廷に布を収めていたことから名付けられています。

日本書紀や万葉集などでは、調布で作られていた
布を「氐豆久利(てづくり・たづくり)」
と呼んでいたそうです。

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また江戸時代には布田5宿という小さな宿場町でした。
新宿と府中の間のため、本陣などはなかったけれど
周りに住む人たちの日用品を売る「市」として栄えていました。
当時の文化が根付き約200年間、毎月25日に天神市が開催されています。

その派生として、調布では布多天神社と深大寺で
毎月手作り市を開催しています。

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今回は、深大寺の手作り市に、モノづくりに携わる仕事を
している友人を目利きとして連れて、遊びにいって来ました。

出店店舗も50以上と多く、また空間自体も
境内地ということもあり、赤い笠などで
和の落ち着いた雰囲気を作っています。

深大寺手作り市で出会った、
作家の拘りを感じる製品ベスト3を
友人と僕で選んだのでご紹介します。

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ベスト3 / 染物:藍工房しげ八

天然の藍染製品が格安で売られています!
なんとストールが3000円で購入できます。
今年の流行色は青系とのことなので、
夏にはTシャツなど重宝するアイテムと出会えるかも知れません。
写真に写っている濃いい藍色は、何度も染めているため大変だとか。

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ベスト2 / 革製品:leather works Exist

牛革の彫刻家。この言い方で伝わるかわかりませんが
写真に写っているように革製品を自分で製作し、模様を彫っています。
右は、出来上がったばかりの新品。
左は、10年使い続けて経年変化によって味の出た、作家の持ち物。

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パターンが出来上がるまでの工程も見せて頂けました。
最初はカッターでカットして、その後、様々な金物を打っていきます。
驚きなのは、この大きさなら1時間で完成するらしいです。

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ベスト1 / 盆栽:まめぼん

普段はサラリーマンをやっているベランダ盆栽の達人が
3月に1回のペースで出店していました。
趣味で始めて楽しくなったため、今ではベランダに
小さな盆栽が溢れて困っているとのこと。
3年に一回、太い根を切り、細い根だけで育てることが
繊細な盆栽表現のコツだそうです。
そもそも盆栽が手作りというジャンルなのが、新鮮でした。

妖怪が住み継ぐよりも、以前に
調布には「てづくり・たづくり」の文化
があり、200年以上の時が経っても
カタチをかえ、日常に残っています。

甲州街道の歴史が生き継ぐまち、調布。
是非、足を運んで見てください。

きょーへい。





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