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秋の山村、アートの祭典

アツシ


こんにちはアツシです。

先日、中之条ビエンナーレに行ってきました。

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場所は群馬県の前橋市よりもっと奥の「中之条町」。
収穫の季節、車窓の向こうには稲穂の乾燥風景が広がります。

日本のふるさと、山村文化の再興をテーマとしたアートの祭典が
「中之条ビエンナーレ」です。

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会場は中之条町エリア全体となっており、
散りばめられた展示スペースはその土地の文化遺産でした。
車がなければ周れないほどの広範囲です。

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どこか懐かしい小学校・古民家・酒蔵・・・
現在は稼動しておりませんが、当時の暮らしを思わせる空気があります。

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一番印象的だった作品は小学校の体育館での展示作品で、
タイトルは「窓の記憶」。
町内の家庭から譲り受けた窓枠に、その窓から見える風景を撮影し、
プリントした作品がいくつも並んでました。

中之条の山並みや商店の町並み、庭であったり畑であったり
その地域の人達が毎日見ていた風景を共有できるのです。

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窓の形も大きさも様々で、居間に使われていたであろう引き違い窓や、
キッチンの窓、トイレの小窓など、風景を眺めながらついつい暮らしを
想像してしまいます。

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中之条以外の場所でも作品として成り立つものが圧倒的に多いなか、
この作品のおかげで中之条町に少し親近感を覚えました。

町おこしの一環として開催されている祭典だったので、もう少し
地域のコンテクストを汲み取った作品があってもいいのではと思いました。。。

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また次回の開催でどんな作品と出会えるのか楽しみです。





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