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Done is beautiful.

ノリ


ノリです。
先日、日比谷図書館文化館で開催中の「終わりから始まる物語」に足を運びました。

昨年春に日本科学未来館で開催された企画展
「世界の終わりのものがたり~もはや逃れられない73の問い」
を元に再構成された展示会です。本展示会では、日本科学未来館の73の問から抜粋された25の問に加えて、日比谷図書館司書が選んだ100冊の「本」を展示しています。

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「25の問いと100冊の本」

"問い" とは"終わり" に関する質問で、小さい頃みなさんも一度は想像された事があるような疑問です。
朝起きて地球が太陽にのみ込まれようとしてたらどうしようとか、ある日突然、家族がみんな死んでたらどうしようとか。。。そんな質問です。

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本展示の最初に目に入る問、「地球の終わりを想像した事がありますか?」
という内容から展示がスタートします。

宇宙スケールから、家族のスケールにいたるまで "終わり" に関する25の質問が投げかけられます。
各質問に対して、具体的な実状のデータや、付箋に書かれた来館者それぞれの回答を目にする事ができます。
"終わり"と考えるとなんだか切ない思いになりますが、そんな思いはいつのまにやらどこかに飛んでいってしまいます。なぜなら何事にも終わりがあるのは当たり前だよ、という前提からじまるからです。

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終わりがあるから今を大切に考えましょうといった事が本展示の主旨であり狙いだと思いますが、みなさん既知の通り、すべてのものに終わりはあるし今を大切にするのは当たり前の事です。
が、日々の忙しさに感けて"終わりと今"をおざなりにしている部分もあるかと思います。この展示はそのことを気づかせてくれる内容になっています。

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また、図書館の特別展らしく各問いの展示にあわせて救いともいえる100冊の本を紹介しているのがいいです。終わりって美しいですね。
で、自分ごとに置き換えるとどうだろうと考え始めるわけです。まさに主催者側の思惑通りです。。。
おすすめの展示会です。お時間のあるときにでも是非足をお運びください。





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