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段取り八分 仕事二分

イシバシ


こんにちは、イシバシです。
こんなに毎日暑くなる随分前、初夏の頃の話ですが初めて回してきました。


友人たち四人で車へ乗り込み、向かった先は栃木県の益子。
陶芸教室へ行ってきました。
小学生の時に、縄文土器を作る体験はした事はありましたが、ロクロを使って器を作るのは初めてです。

車で走る事3時間程。
一人分づつ用意されたロクロの上の土と水バケツ。


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先生の説明があり、いざ開始。

始めてみると、なかなか難しいものです。
力加減が難しく、集中しててもバランスが崩れ失敗。
先生を呼び、また元通り土を整形してもらうと再開。
「次は何を作りますか?」 と聞かれ
「どんぶりで」 と答えると先生による最初の整形。整形、整形。

先生による最初の整形の段階で八割がた、どんぶりの形になっていました。
二時間の体験時間の中、後半になると他の生徒さんも集中力が切れあちこちから呼び出される先生。
その度に、八割がた整形をする先生。
先生の整形が八割、自分の仕事が二割という状況に。

最後に、紐を使ってロクロの土から切り取り終了。
実際に焼いてもらう物以外は、自分の手でバケツの中に土として戻します。
作家さんが、納得のいく作品が生まれない時に割って壊すような爽快感。

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一緒に行った友人は壷のような一輪挿しを作ったり、そば猪口作ったりと、個性豊かな作品が生まれました。
釉薬の色を8種類から選び終了。
ここから乾燥・焼き上げを経て完成。
9月末の到着が楽しみです。

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帰りの車では映画「ゴースト」の主題歌が頭から離れませんでした。

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写真は、昨年の夏に親から譲り受けた益子焼の皿。
「もう、使わないから持って行って」 と譲られました。
それは私が小さい頃から、お客様が来た時などのおもてなしの時によく食卓に並んでいた物でした。

小さい頃から久々に再会したそのお皿。
今となってよく眺めてみると、釉薬の光沢や厚さ、少し剥げた縁の色、使い込まれて出たのかうっすらとしたシミ等、こんなにも味わい深いものだったのかと改めて感じました。
プレーンであり温もりのある表情。
我が家で食器ブームが来ていた事もあり、その時から益子焼に対し見る目が変わった気がします。

親から譲られた益子焼。
大切に使い続け、同じ様に子供の代も記憶に残る様な存在になれればと思っています。

イシバシ





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