こんにちは、アツシです。
先日『叢 - Qusamura 展 』にいってきました。
"いい顔してる植物" をコンセプトに、独自の美しさを提案する植物屋。
叢 - Qusamura
店主の小田さんが自ら旅をして、全国から集めてきた数々のサボテン達。
そのサボテンひとつひとつには、選び集めてきた
理由・ストーリーがあります。
今回、展覧会の初日ということで、店主の小田さんが来られており、
サボテン達の "熱い物語" を直接お聞きすることが出来ました。
まず植物を選ぶポイントとなる "いい顔"とは ...
それは "生命力" のこと。
見た目や、色・形がちゃんとしてないと売れないと勝手に決めつけられた植物達。
でも、自然が作り出す物に"ちゃんとした"とかはない。
植物達は今ある環境で無駄の無い、生きる為の形を作り出している。
上の写真はサボテンの親木と呼ばれる物です。
お団子が積み上がったような形をしていますが、これは切られた痕。
切られた先は "ミニサボテン" として雑貨屋で売られているのを見かけます。
切られては伸び、また切られては伸び、
芽が生えてくるところもまちまち。
斜めに伸びたり横に伸びたり、
なんか僕らの人生みたいですよね。
小田さんとお話を終えた後、このサボテンになんだか親近感を覚えました。
ということで、我が家に迎え入れました。
上部は緑々しく金色の針が美しいですが、
その過程部分は紆余曲折、少し黒ずんで乾いて
苦労しているなあという感じがします。
でもその過程があるからより輝いて見えるのもまた事実。
「叢は、取り敢えずここに緑を置きたいではなく、
あの植物をここで育てたいと思って頂ける様な
植物達を提案していけたらと思っています。
いい顔した植物達は、まだまだたくさんいます。
自分だけの植物を見つけて下さいね。」
叢さんのメッセージにまんまと引き込まれた休日でした。
叢 ‒ Qusamura 展 <Next Exhibition>