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自転車教室

ケイジ


近頃頻繁に、長男が自転車の練習をするようになりました。


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はじめてペダルのない自転車に乗れて以来、その後はずっと今に至るまで補助輪付きの自転車にしか乗ったことのなかった長男が、最近、近くの公園で、補助輪なしの自転車に乗る練習をすることが増えました。

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長男は小学3年生。おそらく、ほとんどの友達はすでに補助輪なしの自転車に乗っているものと思われるこの時期に、学校で「自転車教室」を行うというお知らせがありました。
自転車教室の日は、登校時に学校まで自転車をおして行き、学年全体で校庭の周囲を走り交通安全の指導を受けるのです。

まだ乗ることのできないマイペースな長男も、友達や先生の前で乗ることになるので、さすがに焦りを感じていたようでした。

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自転車教室の日までに、自転車に乗れるようにならねばならず、また、学校から自転車の点検を行っておくよう指示がありました。

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自転車教室の前日、「自転車点検表」にしたがって各部を点検し、圧の足りないタイヤの空気を入れました。
これまで空気入れなど使ったことのない長男は、不器用に自分の体重をかけながら空気を入れていました。

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そして自転車教室があった当日の夜、家族が寝静まった家に帰宅するとテーブルの上に「自転車安全運転証」なるものが置いてありました。
これを見て私は、長男が無事に自転車教室をクリアしたことを知りました・・・。

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練習の末やっと少し乗れるようになってはいましたが、まだブレーキを使いこなせていない彼が、友達や先生の前で本当にうまくできるのか密かに心配していたのですが、そんなオトウチャンの勝手な心配をよそに、無事こなせたようです。

小学生の彼も、親の知らないところでいろいろなハードルを超えながら毎日をすごしているんだ・・・この当たり前のことを実感した出来事でした。


自転車という移動手段を手に入れた彼は、今後どんどん活動範囲を広げていくことになりそうです。

子どもが成長するのはもちろん喜ばしいことですが、それと同時にだんだんと親から離れて行く・・・わかってはいるのですが、一抹の寂しさを感じてしまうのが親心というもののようです。

ともあれオトウチャンとしては、彼の自立へ向かう一歩一歩を、祝福しながら見守りたいと思います。


ケイジ





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