こんにちは。龍馬です。
今の世の中、パソコンがあれば世界中どこへでも
バーチャル旅行にいけますね。
バーチャル旅行を可能にさせてくれるのが 、
みなさんご存知の
「 google earth 」
というシステムです。
「google earth」の面白い所は、ズームアップしたりズームアウトしたり、
鳥の視点で色々な国を旅しながら眺められる所です。
「 あー、どこか旅行いきたいなー。」
が口癖の友人に、「google earth 」を勧めてみたらどうでしょうか?
旅したいそんな今日は、私の好きな映像をひとつを紹介します。
「 Powers of Ten 」
この映像の制作者は、チャールズ&レイ・イームズ。
そうです。
参照page: KISS THE DESIGN / Eame's Lounge Chair,
参照page: rap genius /Eame's Shell Chair
家具デザインで有名な建築家の夫婦です。
家具のデザインしながら映像作家としても活躍してました。
そんな彼らが撮った
「 Powers of Ten 」
Powers of Ten (click the above to play the video)Charles and Ray EamesCommissioned by IBM - 1977
映像のジャンルとしては教育映画として製作されたそうです。
個人的な好みですが、とにかく映像のセンスと視点が良い。
一言で、シュールなファンタジーみたいな感じです。
この「 Powers of Ten 」の「 Powers 」というのは
「力」という意味ではなく、
「べき乗」という意味であり、
「10の力」ではなく「10のべき乗(10n)」
という意味だそうです。(wikipedia 参照)
「???」
そう、意味不明です。
でも安心して下さい。観ればわかります。
本編は、公園で寝転んで楽しそうにしているカップルの映像から始まります。
そのカップルを捉えたまま、カメラは徐々にズームアウトしていきます。
このようにぐんぐんカメラが後退していきます。
その後、上空へ、大気圏へ、宇宙へ、銀河へ、後退していき
果てしない宇宙の果てに到達したかと思うと、
今度はカメラが逆再生のようにズームアップしていき、
最初に寝転んでいたカップルまで戻ってきます。
そこから、そのままズームアップをしていき、
男性の手の甲あたりに近づき
そして細胞の中へ。
どんどんミクロの世界へズームアップしていきます。
時間にして9分間。
壮大な無限の大宇宙から、細胞レベルの小宇宙の旅が楽しめます。
google earthのズームアップ、ズームインの機能と距離感覚が、
もっとミクロからマクロになったという感じです。
一番驚きなのは、この映像を公開したのが1968年。
今から45年前。
googleが誕生する27年前です。
CGなんて存在しなかった時代に、実写とアニメーションを組み合わせて
アナログで作ってます。
その発想力とイメージを映像にするセンスに鳥肌がたちますね。
他にも色々な映像を残していますが、どれも面白い視点で撮っていてお勧めです。
Futurefamers:Study for "Powers of Ten"Digital Photograph"Courtesy of the artists.
Photo by Jeff Warrin
Amazon/ Powers of Ten
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