こんにちは。ふじゆりです。
先日の3月末、京都に行ってきました。
ここのところ大わらわで、どこかに旅に出たい!と思っていたところに、
ジャストタイミングで父から電話が。
「おう、京都行かんか?」
ふたつ返事で「行く!」と答えてました。
最終の新幹線に飛び乗り、京都へ直行。
翌日目が覚めると、京都は花盛りでした。
1日限りのショートトリップのため、タクシーで回ります。
父の財布におんぶに抱っこな、いい年した年増の娘。
そんな二人の様子を知ってか、知らずか、タクシーの運転手さん、
流暢に京都案内をして下さいます。
「こちらは仁和寺です。サクラが見事ですが、まだ先です。
仁和寺のサクラが背丈が低くて、咲くのが遅い。
この辺りは御室というところなのですが、嫁ぐのが遅い娘を持つ親は
『うちのはオムロのサクラで。』と言うんですよ。
つまり、背が低い=鼻が低い=ぶちゃいく、咲くのが遅い=行き遅れ、という訳なんですよ。アハハ・・・!」
「ハハハ・・・」乾いた笑いの響く車内。
頼むから空気読んで下さい。。。トホホ。
かまわず続ける運転手さん。
「それに対する返事は決まっているんですよ。
『そうはいっても、咲くと見事ですからね!』」
ぜひ、そうあってもらいたいものです。
しかし、さすが京都。そんな言葉のやりとりも風流なものですね。
ちなみに御室は、オムロン発祥の地だそうで、記念館に連れて行ってもらったり、
ベテラン運転手さんの見事な案内で、新しい京都知識を詰め込みつつ、四条白川へ。
ここは、たくさんの観光客でひしめき合ってました。
これまでより、外国人観光客が増えているように思います。
ビジット・ジャパン・キャンペーンを政府が打って出てから観光客が徐々に増えていましたが、地震で急減。
それが、昨年度はまた地震前の状態に戻りつつあるとか。
わざわざ遠くから来てくれる外国人観光客を見ると、嬉しい気持ちになります。
以前ヨーロッパを旅したとき、こんな言葉をかけてくれたいろんな国の人を思い出します。
「日本から!それはそれは、こんな遠いところまで来てくれて、ありがとう!」
私もそんな気持ちで声をかけて、地元の自慢の場所・味を案内できるようにしたいものです。