こんにちは。イシバシです。
先日、リペアに出してからずっと心待ちにしていたジーパン2本が僕のもとへ返ってきました。
お気に入りの「ハリウッドランチマーケット」の2本。
6年前と10年前に購入した2本で、それぞれ既に2、3度リペアに出しては蘇ってきました。
直し直しでここまで育ててきました。
糊の付いたゴワゴワの状態から穿きつぶすのが好きで、徐々に体に馴染み色が落ちて行く過程がいつも楽しみです。
以前は、もし将来自分に息子が出来た時に「父ちゃんそのかっこいいジーパンくれよ」と言われるのを楽しみに穿き続けてきました。
買ったその日は、ジーパンを穿いたまま寝たりもしました。コーヒーをこぼした時も、ペンキが飛び跳ねた日もありました。
何でも無いジーパンかもしれないけれど、自分にとってはオリジナルのビンテージ。
しかし、インディゴの色が落ちて行く = 生地が薄れていくというのは当然の事で、経年変化を楽しめる一方で、いつの間にか穴があいてしまう事も多々。
もはや「大切に」というよりも「恐る恐る」穿いているような感覚です!
身につけて、汗をかいたり膝をついたり、作業したり。自分の日常を写し出し、味わいを加え変化して行く表情を持つ「ジーンズ」に魅力を感じます。
特にハリウッドランチマーケットの物はおすすめです。色の落ち方と生地の厚みが最高です!
シルエットは、今は廃盤になっているのもありますが、リーバイスで言うと「501」の様なスタンダードかつボタンフライのストレートの「PP-5XX」と、「505」の様なすっきりしたジップフライのストレート「PP-1」の2本。シルエットの違いからもインディゴの落ち方が異なります。
春になり服装も明るくなってくるこの季節。恐る恐る穿くのが毎日楽しみです。
イシバシ