こんにちは。ふじゆりです。
先日のことですが、以前お世話になったオフィスに遊びに、御茶ノ水に行ってきました。
御茶ノ水と言えば、学生時代、予備校通いに毎日降りていた駅です。
当時の立寄先といえば、神田の古本屋、スポーツ店。
お昼はマック、あるいは明治大学の広場でお弁当を広げてました。
以上!
・・・時間もお金もない時代、御茶ノ水の思い出は、橋から眺める景色だけでした。
さて、現在すっかりオトナになった私。
御茶ノ水の楽しみ方も変わりました。
朝のトーストと珈琲を「喫茶穂高」で食べた後、
本日はまず、レモン画翠を訪問。
(C)ゾディアック寺田明香
ここは建築学科の学生にとっては思い出の場所。
模型材料を買いに行った人は多いと思います。
先日、ブルースタジオのリノベーションで装いを新たに。担当はノリです。
レンガの面影も残っていつつ、モダンな顔に変わってました。
そのままブラブラと神田方面へ。
神田駅のすぐ近くでランチをします。
お目当てのお店が無いなあ〜、と探しまわりましたが、うっかり通り過ぎていました。
派手な看板の多い通りの中で、渋い顔をしたお店。「まれびと」。
ここもブルースタジオのリノベーション。担当はヤクです。
ちょうど今、吉田慎司さんの箒の展示会中。
オーナーさんは、日本民藝協会の方だけあって、ぴりっと緊張感の漂う、洗礼された和の空間の中で、こだわりの調度品、食器で頂くお茶漬けは格別でした。
満腹になった後は、近くの岩波ホールへ。
ちょうど今、「最初の人間」をやっています。
カミュの自伝的小説の映画化。
カミュの「異邦人」に衝撃を受けた人は多いと思いますが、この映画を見ると、彼の混沌とした思考回路が何故生まれたのか、少し触れる事ができた気がしました。
アルジェリアの国の複雑さや歴史に衝撃を受けつつも、映画の風景の美しさ、家具や家、洋服の素敵さに釘付けに。リノベ好きなら、見所満載の映画です。
年齢層の高い、ガラガラの味のある映画館で、ゆっくり余韻を堪能したあとは、神田のまち歩き。
古本屋をひやかしたあと、「南洋堂書店」へ。
建築関係の本の宝庫。いつの間にか、散財してしまってました。
買った本を持って、最後はやっぱり老舗カフェへ。神田伯剌西爾(ぶらじる)。
苦酸っぱい珈琲を頂きつつ、本をじっくり読んで、大満足の一日が終了。
子供の頃には分からなかった、神田・御茶ノ水の魅力。
ここは文化、文学、教養、落ち着き・・・そんな香りが漂う町なのですね。
今度の連休、まだ予定が決まってない方は、ぜひこのエリアへ行って、オトナの休日を楽しんでみて下さい!
※「まれびと」の展示会は2月16日まで、「最初の人間」は2月15日までです。
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