こんにちは。
OBのサッカー狂Daigoです。
早いものでbluestudioを離れて5年が経った訳ですが、この度古巣であるbluestudioと共同でお仕事をさせてただく機会をいただきました。
仲間というものついて考える研修にも参加しました。(内容については他の方のブログをご覧ください)
そこで「チームワーク」というものについて書いてみたいと思います。
しかしここはブログ、サッカー視点でいきます。
いつもサッカーのことばかり考えているせいか、何事にもまずは緑のフィールドに置き換えてしまうクセがあるようです。
しかしこれが不思議と何事にもピッタリきてしまうのです。
これから書くサッカーの言葉を、仕事や組織など身の回りの事にあてはめながら読んでいただきたいと思います。
まずはこちらの映像から。
http://www.youtube.com/watch?v=D4RCBc_6490&feature=relmfu
あまりに美しく流れるパスにうっとりとしてしまいますね。
しかしここでは、背番号7のロベール・ピレスというサッカー選手の動きの2つ点に注目してください。
・彼がボールを持っているときに、まわりの選手が次々と動き出すこと
・まわりの選手がボールを持っている時に、彼がパスを受けるべく全力で走っていくこと
まさにサッカーの基本ですね。
この2つの事が行われるには、
ピレスがボールが持ったときに、まわりの選手は「絶対にパスを出してくれる」と信じる。
まわりの選手がボールを持ったときに、ピレスは「絶対にパスが来るはずだ」と走る。
という状況になっていなければなりません。
局面的にはサッカーの基本、シンプルな選択の繰り返しですが、90分というスパンでは非常に魅力的な世界が広がっていきます。
(この時代のアーセナルは、結果・内容とも世界中をサッカーファンを魅了するチームでした)
その逆に、局面的に魅力的な事をしようとして、全体では結局退屈な内容に陥る事もありますよね。
一流選手を集めたが、結局機能不全を起こしたり、全体として出来は何だかよくわからないということもまた、見かけるパターンです。
スペシャルな選手がいてもチームは勝てない、なども。
彼がまず動き、そのシンプルな動きの繰り返しが、全体が活性化する事へのスイッチになっています。
選手としては「1」の戦力でも、残り10人の力が今より110%発揮されるようになれば、2人分の戦力を生み出しているとも言えます。(おお、単純)
そして彼自身はスペシャルな能力を発揮しなくとも、まわりが動いてくれるなら、そこにパスを出せばよい。それが美しいゴールにつながる。
次の選択を味方が示してくれているということです。
自分の能力だけでなく、まわりの力によって名プレイヤーになっているとも捉えられます。
サッカー好きならともかく、多くの人が彼を知らないと思います。
また知っていてもどんなプレイヤーか思い浮かばないと思います。
チームメイトのティエリ・アンリ、デニス・ベルカンプ、パトリック・ヴィエラなどに比べたら、地味な存在かもしれません。
しかし私にとっていまだに特別な存在です。なぜなら決して何か特別なことをする訳でもなくチームを結果も内容もNo.1に導いているから。
彼がアーセナルとフランス代表の黄金時代にたまたま巡り会ったのではなく、彼のような存在から黄金時代が生まれた、そう思っています。
おっとサッカーの事になるとやはり熱くなってしまったようです。ではこの辺で。
Daigo