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解体現場のアート

ふじゆり


こんにちは。ふじゆりです。

みなさま、リノベーションの中で、どんな過程が好きですか?

完成したときはもちろん嬉しいと思いますが、まだ作っている途中では?

模型を見たとき?

図面ができたとき?

造作を作っている途中?

私は、解体現場が一番好きです。

天井が剥がされ、壁が壊され、今まで見えなかったところが見えてきたとき。

予想外のオオー!があったり。

予期せぬウキャー!があったり。

ドラマに満ち溢れてます。

でも、その他に、解体現場の壊れて行く様が、なんというか、アートだわ・・・と感動します。

今まで管理人室だったところ。ドアと窓がなくなるとこんな壁の重なりに。

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今まで壁に埋め込まれていたスイッチと配管が宙吊りに。

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骨組みだけになったら、いろんな色の部材のパッチワークが。色の違いで手を加えた歴史が見えます。

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3点ユニットのお風呂が、前衛的な露出風呂に。

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壁の館名板をはずしたら、下にレンガの積み方の指示が出てきたり。

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壊れて行くものが放つ、異様なパワーと、新しく変わって行く事へのワクワク感が入り交じり、血が逆流するような興奮に襲われます。

まってろよ、もっとステキにしてやるからな!と残影に約束するのです。

来月の末には、また新たに生まれ変わった姿をご報告します。





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