Magazine


溶岩マップ

ふじゆり


こんにちは。
ふじゆりです。

先日、社員研修で伊豆大島に行ってきました。


朝6時にフェリーで港に到着。

sg121108_02.jpg

そこから1時間ほど仮眠を取って、山登りに出かけました。

山登り・・・と言っても、三原山の火山口まで標高764m。

sg121108_03.jpg

散策程度の高さですが、毎日机に向かって図面を描く生活。

運動不足で息があがります。


すすき野原の小道から、だんだん景色が変わってきました。

1986年の噴火で、以前あった登山道も溶岩に押しつぶされています。

ところどころに見られる避難所が、どれだけ大切か実感できます。

sg121108_04.jpg

比較的ゆっくりな流れの溶岩流で、歩く速度より流れは遅いとか。

それでは、今噴火しても大丈夫だと胸を撫で下ろしました。

下山する途中で、ガイドのケンボウさんが、地図を広げて現在位置を教えてくれました。

sg121108_05.jpg

いろんな色に塗り分けられたこのマップ。

これは伊豆大島火山地質図。

つまり溶岩マップで、いつの年代に、どのように溶岩流が流れて行ったかが分かる地図です。

sg121108_06.jpg

私は、1984年に伊豆大島を訪れ、同じように火口まで歩きましたが、どうもそのときとルートが違います。

当時は馬に乗って山頂まで行っている人も多く、子供心にうらやましく思っていました。

聞くと、その2年後の噴火で、登山道は流され、馬たちも逃げられなかったそうです。

真っ黒な溶岩のゴツゴツした岩肌を見ていると、全てを飲み込んで行く火山の恐ろしさを想います。

けど、向こうを見ると、更にその前の溶岩の跡に草が生えてきているのが見えます。

sg121108_07.jpg


美しい景色と大島のやさしい人々に、すっかり魅了された旅でした。






Rent / Sale

Magazine

Portfolio