息子たちが空手をはじめました。
保育園の友達が近所の体育館で習っているのに触発され、長男と次男が空手をはじめました。
まだ、はじめたてなのでもちろん白帯(無級)です。
2ヶ月あまり経ち、毎週末体育館に通うのにやっと慣れたある日、はやくも大会に参加しました。彼らを練習に連れて行く役目のオトウチャンも、これまでの人生を空手には無縁に生きてきたので、試合がどんなものか全く未知の世界です。
試合は「形(カタ)」と「組手(クミテ)」の2部に別れており、息子達は両方に出場しました。
午前は「形」。レゴとバイオリンが得意な文系の長男が審判員達の前で、「エイッ」と短い気合の声とともに、おぼえたての「突き」と「蹴り」を繰り返していました。
ふたりともなんとかそれなりの演武になっていました。
そして午後はついに「組手」。
空手着の中には胴サポーター、手には拳サポーター、顔にはメンホーと呼ばれる「全日本空手道連盟公認」の防具を身につけて、トーナメントに出場します。
オトウチャン的には、もう気分は「ベストキッド」(1984年)の世界です。
・・・もちろん「ベストキッド」のダニエルのように華々しく勝ち続ける訳もなく・・・ではありましたが、幼児の部に出場した次男が、年上の緑帯相手に善戦していました。(写真、左の赤い方が次男)
長男もやはり緑帯選手に敗れましたが、明らかに自分より上手な相手にしっかりと向かっていく息子達に、「オトコよのぅ・・・」となかなか感慨深いものがありました。
はじめて大会を見て、有段者以上(黒帯)の高いレベルであればいざ知らず、「〜級」の色帯のレベルであれば、空手では、やはり練習を積めば確実に強くなっていくものであることがわかりました。
涙をながして悔しがる次男、シレッとしている長男と結果に対する直後の反応は全く違いましたが、ふたりとも、この真剣勝負にかなり強い刺激を受けたようです。
夜、家で、ふたりとも「形」をやったり、「組手」の動きをしたりしていました。
我が息子達が人として1つの階段をあがったような実感のある、一日でした。
ケイジ