東京から車で1時間半。
房総半島へ旅行してきました。
房総といえば海。おいしいお魚。
漠然とした考えのもと出かけました。
泊まりたかった シラハマアパートメント の予約がとれず、
とりあえずテントを乗せてドライブへ。
早朝の海風は気持ちがよく、お目当ての漁師飯もおいしく頂き、
あとはなんとなく探検を。
知人に紹介されたcafeに行ってみようと、足を伸ばして南房総市へ。
海沿いから少し内側へ入ると、田んぼが広がり、
トトロの舞台になりそうな里山がいくつもありました。
その里山の一つに目的のcafe free style furniture DEW があります。
舗装されていない道に梃子摺りながら進むと、森が開け、
下見板貼のガレージハウスが現れます。
お店のなかには誰もおらず、真空管ラジオから懐かしい音色の
JAZZが聞こえてきます。
しばらく経つと、オーナー夫婦があらわれ、コーヒーを注文。
このコーヒーは地下84mの井戸水を使っていて、豆は七浦のバリスタから
仕入れていることなど、こだわりを教えていただく。
他にも、東京から7年前に移住してきた話、なぜ房総に住んだのか、
家作りの話、好きな音楽の話、これから先の話など、
いつのまにか話に花が咲き、気付くと3時間程経っていました。
家具職人のご主人は、ガレージハウスの躯体以外を手作りで造りました。
手作りの家の中に手作りの家具を並べ、こだわりの古道具雑貨を並べ、
自分の手の内から出来上がったものに囲まれてくらしています。
自分で家を造れる。家具を作れる。古道具雑貨のリペアができる。
こだわりのコーヒーを入れることができる。
自分で理想のくらしを選択することができる。
ようやくそんな幸せな時代になった。
というご夫婦の言葉が印象に残ります。
理想のくらしを求めて房総へ移住する人も少なくないと聞きます。
お店の隣にはサマーハウス風のゲストハウスが併設されており、
こちらもご主人手作り。
あいにく先約があり、宿泊を断念。
ただ、ご主人がシラハマアパートメントのオーナーと
お知り合いだということで連絡をとって頂き、
アパートメントの敷地内でのテント泊の許可を頂きました。
他にも、房総でオススメのcafeや雑貨屋を教えて頂き、いつの間にか
旅の目的が盛りだくさんになっていました。
つづく